135本目 げんらとお米。〜米アレルギーになったその後〜
げんらとお米。〜米アレルギーになったその後〜
著者:幻邏
Nコード:N3582IC
形式:連載作品 ※完結済(全100部分)
現在評価:1,000pt以上
作品種別:体験系、知識系、HOW-TO
【あらすじ(著者による)】
米アレルギーになったよ! でも、戦いはこれからだ!
打ち切り風なキャッチですが、ガチのスタートです。
ただ、米を気軽に食えればいい。そんな願い虚しく、降りかかった米アレルギー。
ヤマもなければオチもない。
需要? そんなモン応える物体じゃございません。
このエッセイの「米食いてえ」は「腹減った」レベルの呟きです。
このエッセイがガチで必要な人は現れない事をマジで祈ってます。雑学未満の読み物としてご提供できる事が本懐です。
残酷な描写あり 日常 米アレルギー お米雑学あり? もちもちお米 お前がうるち米を 名乗る事は私の中で 許せぬ事柄よ(※キーワード)
【筆者(鶴舞)によるコメント】
さて、「鰻が好きだ!」「文旦が好きだ!!」などと、食物の好みについて、あちこちで書き散らしている筆者(※鶴舞)。ですが、実は、一番好きな食べ物については、まだどこにも書いたことが(多分)ありません。
このタイトルで、この文脈だったら、もう何のことか分かりましたね。
そう、私が愛して止まない食物。それは米です。
まあ、パンも麺も食べますし、『食卓に米が無ければ機嫌が悪くなる』とかもありません。
しかし、炊きたての米の飯を茶碗によそい、箸で掴んで口に放り込み、うぐうぐと頬張る時の多幸感といったら!
ですから、『幻邏』氏の短編エッセイ『生きてきた中で1番の大事件! ~米アレルギーになったよ!~(N8969IB)』を目にした時、タイトルを見ただけで激しく同意するとともに、自分の身に置き換えてて、ただひたすら戦慄しました。
だって、『米アレルギー』ってことは、米が食えないんですよ!?
でも、戦慄しながら当エッセイを読み進めると、「ササニシキは食えるらしい」ということが判明しました。ホッと一安心した私は「(食える米があって)結果オーライでしたね~」なんて脳天気なことを感想欄に書いたのでした。
※このエッセイ、医者の対応と、『幻邏』氏本人による“人体実験”という観点からも一見の価値があります。
……しかし、『米アレルギー』の恐ろしさは、“食える米がある”程度で克服できる物ではなかったのです。
前述の短編だけでは語りきれなかった『米アレルギー』。その真の恐怖と著者の苦闘とを描いたのが、本作『げんらとお米。〜米アレルギーになったその後〜』になります。
総話数は何と100話!
※続編も始まってます。『幻邏とお米。2 ~米アレルギーな日々~(N7562KC)』
日常に潜む恐怖。安全を求めるためのコスト。食物への執念……。本作には様々な要素が詰まっています。加えて、1話1話に込められた『幻邏』氏の血と汗と涙が、ページをめくる手を早めてくれます。100話以上ありますが、1話、また1話と、読んでいるうちに、気付けば完結回まで到達していた。という方も多かったのではないでしょうか。
なお、本作『エッセイコレクション』をお読みの方は既にお気付きのことと思いますが、私は紹介するに当たって、原則的に”1人1作縛り”をしております。そして、『幻邏』氏の作品は、42本目で既に一度紹介済み(※『パソコンはお部屋と一緒だよ。だから、お片付けとお掃除をしよう!(N1659HS)』)。
ですから、今回紹介した『げんらとお米〜』は、私が原則を破ってでも紹介したかった作品ということになります。
もし、未読・未評価の方がいらっしゃいましたら、是非お読みになってください。決して損はさせません!!
次話は、作者にとって役立つHOW-TO系のエッセイを御紹介します。が、人によっては頭を抱えたり、悶絶したりしちゃうかも?




