109本目 異世界の奴隷制度について今一度考えてみようという話
異世界の奴隷制度について今一度考えてみようという話
著者:I/O
Nコード:N7755FY
形式:短編
現在評価:100pt以上
作品種別:知識系(?)
【あらすじ(著者による)】
勇者「奴隷は悪! 奴隷は悪である! 即時解放するべき!」
奴隷商「勘弁してくださいよ。奴隷商にも存在意義があるんですよ?」
勇者「そんなものあるはずがない!」
奴隷商「じゃあ説明しますからちょっと聞いててくださいね」
奴隷 勇者 ナーロッパ セーフティネット(※キーワード)
【筆者(鶴舞)によるコメント】
当たり前の話ですが、現代、公式には奴隷制度は無いことになっております(※この辺は深くツッコむと大変なことになりそうなので、今回は触れません)。
しかし、150年ちょっと前までは、あの自由の国()アメリカですら奴隷が合法だったわけです。また、日本だって、戦後の1950年代まで、女衒なんていう、売春宿に貧困家庭の子女を斡旋する職業が存在していました。“奴隷”という言葉こそ使ってませんが、斡旋される方の実態は同じようなもんでしょう。
さて、現代では存在しない(ことになっている)この奴隷制度。なろう系の小説の中では、ごくごく一般的に出てくるかと思います。
では、なぜ、そんな非人道的な制度が存続しているのか、皆さんは考えたことがありますか?
本作では、現代に生きる我々が、奴隷制度に対して持つであろう疑問に対し、『勇者と奴隷商人の会話』という、とっつきやすい形で答えを出してくれています。
なぜ、異世界では(※もしくは過去の世界では)奴隷制度がある(あった)のか?
いきなり奴隷商人を○して、奴隷解放をすると、一体どうなるのか?
ぜひともあなたの目で御確認ください。もしかすると、新たな創作のアイディアが浮かんでくるかもしれませんよ?
次話は、みんな大好きB級(?)グルメ系のエッセイを紹介します。




