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小田からの贈り物

リストカット

作者: 小田虹里
掲載日:2015/12/04

 いつの日か、救われると信じて。




 誰も、好きで血を流している訳ではない。


 この「行為」でしか、感じられないから。


「生きている」という、実感が沸かないほど、ワタシは病んでいる。




 生きていていいの?


 罪悪感にも襲われる。


 リストカットしたところで、その罪悪感が消える訳でもないのに。

 余計に「罪」を背負うかのように、傷は増えていくばかりなのに。


 それでも、鮮血が流れていくそれを眺めている間だけは。

 どうしてだろう。

 不思議と、「安心感」を得られるんだ。


 血と共に、自らの「罪」が流れていくかのような「錯覚」。


 けれども、時間が経つと血はやがては止まり、傷跡だけが残る。


 いいえ、更なる「罪悪感」も残る。




 幾つの「線」が出来たのだろう。


 あるひとは、「虎のようだ」とワタシの腕を見て言った。


 見苦しいね。




 でも、自分を痛めつけているだけだもの。

 他人に刃を向ける、愚かな行為はしない。


 そんなことをしても、無意味だから。

 痛みは自分に向けてこそ、意味がある。




 ねぇ。


 これは、中途半端に病んでいるのかしら。




 他人に殺意を覚えたこともある。

 憎んだことも、たくさんある。


 それでも、ワタシは何もしてこなかった。


 その代わりに、ココロを病んで、自分を傷つけるようになった。




 ワタシを壊したアナタ。


 今でも、恨んでいる。




 アナタに出会う前に戻りたい。


 でも、そんな出来もしないことは考えないことにした。


 虚しくなるだけだから。




 アナタに今、伝えたいことがある。




 ワタシはアナタに会えて変わった。

 人生を台無しにされた。




 でも。


 得られたモノもある。




 アナタに出会えなかったら、この傷は生まれなかった。

 アナタに出会えなかったら、この罪悪感もなかった。


 アナタに出会えなかったら、病んでるひとの痛みが分からなかった。

 アナタに出会えなかったら、自分のココロと向き合えなかった。




 だから、ワタシはアナタを赦します。

 ワタシはアナタという呪縛から、逃れます。




 いつの日か、真に救われると信じて。



 はじめまして、こんばんは。小田虹里と申します。


 実体験をもとにして、短い詩……と呼べるでしょうか。描いてみました。

 

 私のように、こころを病んでいる方もいらっしゃるのではないか……と思いまして。


 いつもの小説では、「前向きに!」「元気に!」「平和に!」というメッセージを込めておりますが、詩の分野では、どうしてもなかなか「前」を向けない方や、今、「絶望」の中に居る方に、少しでも寄り添えるような作品にならないかと、注意しながら描いております。


 私自身は、今はリストカットをしてはおりません。


 ただ、やはり時折あのときの「独特」な感覚に酔いしれたい、などという闇が見え隠れも致します。


 常に元気いっぱいな方は居ませんよね。


 それでも、いつかは皆に幸せになって欲しい。

 私自身も幸せになりたいと、願うのです。


 死ぬまで苦しみ抜くなんて、嫌ですから。

 せっかく「ひと」として生まれてきたのだから、楽しみながら生きたいです。


 私は学校にて、いじめにもあっていました。机に「死ね」と書かれる日々もありました。蹴られたり、叩かれたりすることもありました。


 でも、諦めませんでした。


 今は亡き、母が助けてくれました。


 また、私自身もひそかに勝気な性格だったのでしょう。いじめ相手は男子でしたが、真っ向勝負に出るようになりました。


 おかげさまで、いじめは中学二年からは無くなりました。


 それでも、今また病んでしまっている。この呪縛を解き放つにはどうしたらいいのか。今、一生懸命道を模索しています。




 ここまで読んでくださり、ありがとうございました。また、別の作品でもお会いできますと、幸いです。


 そして、今ここを見ている方で、いじめにあっている……いじめではないけれども、生きることが苦しい。


 そう思っている方は、誰でもいいんです。ひとりで抱えこまずに、生きてください。相談してください。私でよろしければ、私もお話を聞くことは出来ますから。


 みんなで支えあって生きられる社会を目指し、そんな平和な世界を望み、これからも作品づくりに励みたいと思います。




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― 新着の感想 ―
[一言] 私も病んでます、、 生きる意味がわかんない 存在自体が迷惑なのでは? とか思って自殺未遂まで堕ちました リストカットの傷跡は58箇所近くあります 早くこの生き地獄を終わらせたい……
[一言] 何とも言えない。 別れた彼女と似たような境遇を思い出した。 その彼女を救いたい気持ちがあっても、ネットでの言葉は些細な支えしかならない。その無力さをその無力さを再認識しました。 現実での…
2016/01/23 15:53 無頓着さん
[一言] 送信忘れて1回消えちゃったので、少なめです。 いじめねえ。。。わたくしはやりかえせなかったですねえ。しかも、イジメの時期は中学なんですけど、そのときに父さん亡くなっちゃって苛められなくなっ…
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