第6回 書き出し祭り 第四会場 9.『魔装乙女は死にきれない』
作品URL:https://book1.adouzi.eu.org/n5560fl/10/
【タイトル】
申し訳ないですが、「ありがち」って思ってしまいました。
「魔装少女」という表現だけですと、ちょっと古い気がしてしまいますので、もう一ひねり欲しかった。
長いタイトルを推奨するわけではありませんが「死にきれない」だけだとインパクトに欠けるので、何で死にきれないのかを端的に表現して読者を引き込む必要があるかと思います。
【内容】※読みながら書いています
……。
うーん。
気持ちは分からないでもない。
ただ、読む側はいきなり空行を見る訳だし、正直、嫌な気分になります。
演出なんだとは思いますが、書き出しでヘイトを稼ぐ必要があるのか……というと大きな疑問がありますね。
書き手としては、どういったデバイスで読まれるのか……という事も少し意識した方がいいです。
これが文庫本であれば見開きのど真ん中に冒頭のセリフがあるとインパクトが出ますが、PCの画面でみたり、スマホでみると「あれ?」と思われるだけですので、そこは書籍化まで我慢かな。
というヘイトを稼いでしまった後に「――ただ、キミに生きてほしいだけなんだ」というセリフは「ふーん(ホジホジ)という感覚が先に来てしまいます。
その上で改めて物語が始まりますが、冒頭の段落が「昔々あるところに」に近い情景描写。
せっかく1行目の演出から始まる物語のスピードに急ブレーキがかかっています。
戦闘シーンからの書き出しは、あまり評価されませんが、最初の1行が静寂の中からのセリフのように感じられますので、どうせだったら戦闘シーンからでも良かった気がします。
設定は面白いですね。
魔装少女とはそういう事ですか……。
ただタイトルとその回収となる最後の1行。
無理矢理キャラに喋らせた感があって、不自然に感じました。
【総評】
ちょっと駄目だしのような感想になってしまい申し訳ありません。
その位、最初の演出がマイナスになっているのだと自己分析。
最後の一文に繋げる無理矢理感もあって、せっかくの設定や世界観が勿体無いように感じます。
この書き出しの中では見えてきませんでしたたが二人の魔装乙女が主人公なのか、『災厄の子』が主人公なのかにもよりますが、設定も良いの二人の魔装乙女を主人公に据えた方が面白い気がします。
もしそうした場合、最初のエピソードとして『災厄の子』は必須だったかを考えるべきかと思います。
個人的な好みも入りますが、全体的な構成として魔装少女のキャラを立てるようなエピソードが「起」となり、その中のプロローグが書き出しであると、もっと面白かったのでは無いでしょうか。
そして二人のキャラが立った後に物語の中軸として『災厄の子』が登場の方が、しっかりとした形になりそうな気がしました。
また、「魔装乙女は、死にきれない」という台詞からは「本当は死んで楽になりたい」というネガティブな感情があるように思えるのですが、キャラ付けと合わせてその辺のダークさが書き出しでアピールされると、冒頭の一行と対になって、グッとしまるように思いました。
勝手にダークな雰囲気のダーティペア(年齢がバレる)要素満載になることを期待しております。




