第6回 書き出し祭り 第一会場 25.『炎華繚乱 昊耀国女帝伝』
作品URL:https://book1.adouzi.eu.org/n4245fl/17/
【タイトル】
女性主人公の立身出世物ファンタジーでしょうか。あるいは、帝位継承物かな。
漢字だけの渋めのタイトル。好き嫌いで言うと好きです(直球)
ただ読者を選びそうですね。でも、読者を選ぶくらいの方が作品の出来が良くなると勝手に思っていますので、良いと思います。
【内容】※読みながら書いています
最初の段落が重いかな。
一瞬、読者が引いてしまう気がします。
内容そのままに、「朱華の頭の後ろで目隠しが結ばれた。」で改行し、空行を挟んだ方が読む側に読書に入る準備の猶予を与えられそう。
作風にも関わるので流れて気には良い気がするのですが、他にももう少し表現のダイエットが出来るような余地もありそうです。重厚さを出すことと冗長的な表現を削る事は両立するので、その辺りを意識すると、一気に没入させる文章になったかと思いました。
ただ、そもそもの入りとしては好きですね。
> (もう、本当に楽しそうね……?)
この最後の疑問符は誤字でしょうか。
疑問符があると、音としては尻上がる感じになるイメージがあります。三点リーダーの後だと、ちょっと音として取りにくい感じになってしまっています。
感想で誤字を指摘するのはナンセンスだと思っていますが(自分自身が誤字野郎なので)、朱華のキャラ付けをしていく段階の表現だったので、ちょっと気になってしまいました。
物語の進み方はゆるやかながらも雰囲気があっていいですね。
ただ、そうなると余計に冒頭について書いたような表現をもう一削りあると、より良い感じになると思います。たとえば、「重要な観点がある」の少し後ろに「重視されることがある」という内容的にも表現的にも被るような部分は、まだ削れるところです。
……という感じで読了。
ジャンル的には後宮物になるのかな。
好きな方向ですね。
ということで総評へ入ります。
【総評】
書き出し祭りとしてじゃなくても、もう少しキャラ付けがハッキリした方が良いかと思いました。
全体的な雰囲気は申し分ないので、主人公がタイトルにある「女帝」を意識させるような強いキャラなのか、伏線になる「本物」に対して、どういう立ち位置、性格付けとなるキャラなのかがアピールできると、グッと読者を惹き付けられる気がします。
女性主人公の場合、主人公に自分を投影するのではなく、主人公を好きになれるかが大きなポイントになりますので、そこを踏み込んでもらえると私は簡単に堕ちます。
最初の4000字だけで評価する書き出し祭りですので、何を削り、何を立てるかは非常に大切なのですが、やや設定の説明が勝ちすぎてしまった感が、勿体無く感じました。
でも2話目があったら普通に読み進めている内容ですね。
連載時には是非とも読者を逃さぬよう、タグとあらすじに気合いを入れると良いと思います。




