第8回第2会場 6.『ユメノシュウチャク』
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※諸注意
私の感想は、ライブで読みながら書いていきますので、途中から突然作品に対する評価が変わったりしますので、ご了承ください。また、感想は特に冒頭部分と終わり方に力をいれています。書き出し祭りでは、そこが一番重要だと思っていますのでご了承ください。
【タイトル】
カタカナタイトル。難しい。
確実に読者を選んできましたね。
漢字に直すと「夢の執着」あるいは「夢の終着」……ダブル・ミーニングなのかな。
短編向きの題材っぽいですけどね。
どんな感じの話なのだろうか。
楽しみです。
ということで本編へ。
【内容】 ※読みながら書いています
最初の1行はどこに掛かるのだろうか。
タイトルの割には普通の1行目。そして、置いてきぼりの1行目。
この後、どこにかかってくるか次第ですね。
「ゲームしてぇ」の一言から現代の高校生か何かの話か……と思いきや、いきなりの裏切り展開。ファンタジーなんですね。しかもローファンっぽい。
あ、単に修正漏れならいいんのですが「アツヤのせいなんだから! アツヤくんには責任」の部分。意図しているのであれば、特に主要キャラの呼称は作中であまり変更しない方がいいとは思います。特に序盤では。……と思ったら意図しての事だったんですね。
うーん、どうなんだろう。このくだりはいるのかな。もう少し読み進めます。
……難しい話ですね。もう一回最初から読み直してから総評にいきます。
【総評】
まずは書き方としての指摘を少々させてください。多分、これは覚えた方がいいやつです。
一段落、丸々転載します。
> 少女は黒く塗りつぶされて何がどうなっているのかよくわからない顔でアツヤ達の方を見ていった。
少女は黒く塗りつぶされているのか、顔としては判別がつくのか。
その辺が伝わりにくいように感じました。
>「あーあー、壊れちゃった。どうかなっ? かなー? どんな夢を見れたかな?」
> アツヤは確信を持ってその少女に答えた。
>「お前が俺達に幻覚を見せてたナイトメアだな!」
> 少女が答える。
>「そうだったかな? わかんない、壊れちゃったもん」
> アツヤが答える。
>「とぼけるな! 散々俺達が歩き回って疲れてるのを楽しんでたんだろ?」
> 少女は答えた。
>「そんなとこないかな? マウは夢を見せてあげただけ、それがそんなにダメなことなのかな? マウにはわからんです」
> チコが答えた。
>「ダメに決まってるじゃない! あんな夢ならみない方がマシよっ!」
>「そうだそうだー」と、リアが後で合いの手をいれる。
一文ずつ、地の文が入っています。
これは以下のような感じで直した方がいいと思いました。
※勝手ながら台詞も少し変えています。
『
「あーあー、壊れちゃった。どうかなっ? かなー? どんな夢を見れたかな?」
「お前がナイトメアか!」
「そうだったかな? わかんない、壊れちゃったもん」
「散々俺達が歩き回って疲れてるのを楽しんでたんだろ?」
「そんなことないかな? マウは夢を見せてあげただけ、それがそんなにダメなことなのかな? マウにはわからんです」
「ダメに決まってるじゃない! あんな夢ならみない方がマシよっ!」
ナイトメアとの会話にチコが入ってきた。
』
誰が会話をしているのか、全部を地の文で説明するのは悪手だと思います。
できるだけ台詞やシチュエーションで誰が話しているのか解るようにし、何回かに一回、動きとして地の文を入れるようにするだけで文章がまとまってきます。
この辺は慣れだったり意識するだけで劇的に改善する部分です。試してみていただければと思います。
さて、ストーリーの展開なのですが、前述した通り「アツヤには夢があった」がどこにかかるのかが、この書き出しの一番のポイントのように感じました。そして、マウの登場後、まさに「アツヤには、確かに夢があった」につながっています。
これは良い展開だと思うのですが、次の文で「だが、彼らは夢を捨てた」となっていました。「彼ら」は誤字でしょうか? 突然、複数の人が出てきてしまって、混乱が生じます。ここは整理いただいた方が良いかと思いました。
「アツヤ達の目が、漆黒の仮面に覆われる」
覆われたのは目でしょうか、顔でしょうか?
単に誤字なのか、意図してなおかが解らない表現箇所が他にもいくかありました。
正直なところ文章の手直しを入れると真っ赤になると思います(ごめんなさい)
プロットとして面白いと思うのですが、現段階の筆力が追いついていないような状況にも見えました。これは単純に技術的な話なので、訓練ですぐ上達すると思います(私は高2の時に1年かけて授業で訓練しました……30年前ですが)
また、台詞の言い回しなどを考えるとアツヤは「錆びれたおっさん」ではなく、若い方がいいと思います。もちろん何歳をおっさんと言っているかにもよりますが。ただ一般にイメージされるおっさんという年齢(30代)には、台詞からは汲み取れませんでした。
全体的に地の文を整理し、読み手へ与える情報が混乱しないようにするだけで、一気に変わると思います。「夢の執着」と「夢の終着」、かなり面白い題材になりそうですよね。




