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第7回 書き出し祭り 第三会場 21.『"I'm a perfect human"そうキメ顔でいえたなら』

https://book1.adouzi.eu.org/n0220ft/22/

【タイトル】


 読みたいか……

 そう聞かれれば、多分、Noと答えてしまうタイトル。

 それでも興味を惹かれ、いつもだったら読みながら内容を書くのですが、さらっと一気読み。


 おう、そういうことか。


 改めて答えよう。

 読みたいか?

 ああ、読みたいさ。


 そんな話です。

 感想続けます。


【内容】


 普段は内容の横に「※読みながら書いています」という注釈を付けていますが、思わず全部読んじゃっていました。


 ということで改めて頭から読み直しです。

 

 出だし。

 正直、ヘイトを稼いでしまうと思います。

 例の曲をモチーフにしている以上、避けて通れなかったのかもしれませんが、そこは避けた方がいいと思います。やりようはありますので。

 

 実際、最後まで読んだ上で思いましたが、冒頭のカラオケシーンはバッサリいらない気がします。


『事の発端は一週間前』


 というスタートでもいいくらいですね。

 しかも構成上よくないのは、さらにそこから数ヶ月前の回想シーンに戻ってしまうところ。

 内容としては伝わりますが、もう少しエピソードとしてもコンパクトにできたような気がします。


 たとえば……


『数ヶ月前のあの日。僕は井之前一葉に助けられた――』という書き出しでも成立するわけです。

 より二人の時間を濃くした上での告白じゃないと、ちょっと唐突感があります。

 これでは主人公は井之前さんのカミングアウトによって、後戻りが出来てしまいます。


 相手が何であれ引き返さない状況にまで高まっていないと、この後の物語が薄くなってしまいそうなきがしました。言葉では『僕は彼女の事が本気で好きなのだから』と言っていますが、そこまでの激しい感情を主人公から感じることはできませんでした。


 あと『正しい事』をする井之前さんは、なぜ学校側にカツアゲ及び暴力行為を申告しなかったのでしょうか。その辺りの矛楯も調整が必要かと思います。



【総評】


 内容の部分でネガティブなことを書いていますが、この物語の真骨頂は井之前さんのカミングアウトからです。ヒューマノイドがどうやって人を好きになるかです。

 この後の展開は非常に楽しみです。


 一点だけ最後に伏線じゃ無いかと引っかかっている部分があります。


 『その時はきっとあなたを好きになります』は感情を理解していないからこそ出た言葉なのでしょうか? 感情を得るだけで誰かを簡単に好きになるようなことは無いと気が付いた時の主人公と井之前さんの関係が非常に気になります。


 単純なハッピーエンドものじゃないことを、期待しております。


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