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第7回 書き出し祭り 第二会場 24.『紅眼の魔女は復讐を唄う』

https://book1.adouzi.eu.org/n0217ft/25/

【タイトル】


 ちょっと特徴に欠ける気がします。

 タイトルを見て、どんな内容なんだろう! わくわく……というのが出てこない。

 Web小説においてタイトルも集客をするための重要なコンテンツですし、内容に則していればいいというものはなく、どうインパクトを与えて読者を引き込むのかを考えた方が良いかと思いました。


【内容】 ※読みながら書いています


 書き出しの1行目は重要だと思っております。

 『透明な雨が小さな村に降り注ぎ、真っ赤に染まった水たまりを叩き続けていた』

 という情景から入る書き出しは悪くないのですが、ちょっと表現が冗長的に感じました。


 たとえば『小さな村』という情報が落ちちゃいますが、『透明な雨が真っ赤染まった水たまりを叩き続けていた』という一文の方がすっきりしているかと思います。映像で置き換えた場合に解りやすくなるのですが、① 小さな村に降り注ぐ雨 ② 真っ赤な水たまりを叩く雨 という2つのシーンが最初に必要なのかという突き詰め方があると良いかと。


 そしてその次の行で『深紅の水に』と直前で『真っ赤に染まった水たまり』とあるにも関わらず繰り返すことでテンポを落としてしまっています。


 がっつりダイエットしてしまうと以下だけでも書きたかったことが成立するかと思います。


 透明な雨が真っ赤染まった水たまりを叩き続けていた。

 少女はそこに浸かる肉塊に手を伸ばす。


 「お母さん……どう、して……?」


これでいいのかは別の話になりますが、文章を重くしないという事を端的に表現させていただきました。


 続きを読みます。


 ストーリーに着目すると、これは面白いですね。

 ダークな感じがいいです。

 そして台詞が回り始めてから一気にテンポがあがりました。

 タイトルの回収もできていますし、引きも含めて良い感じですね。


【総評】


 引っかかるのは序盤だけですね。

 序盤の重さが取れればストーリーも面白いですし、まだ全貌が見えない世界観にも興味を惹きます。そして『紅眼の魔女』が誰を指すのか、誰が誰の復讐になっていくのかといった複雑な伏線を期待させる展開は、続き次第では大化けしそうな気がします。


 そしてタイトルの『唄う』の意味。

 エイリアが主人公なのだと思いますが、そうなると唄うのはルージュ達でエイリアは唄わせる側、指揮者のような存在になっていくのでしょうか。そのあたりがタイトルにどう込められているのかが楽しみな作品でした。

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