第7回書き出し祭り 第一会場 11.『砂海のラメント』
https://book1.adouzi.eu.org/n0208ft/12/
【タイトル】
ラメントという言葉を知らない……
そうなってしまうと私のような読者を考えた場合、このタイトルは難しいですね。
メジャー作家なら超えられる壁ですが、そうじゃないと読まれないポイントになりかねません。
『砂海』という表現は好きです。
砂漠の話なのかな。
砂漠の上を船で航海するライトノベルを昔読んだような……
ということで、『ラメント』を調べる。
<Wikipediaより引用>
ラメント(英語:lament, またはlamentation, ラメンテーション、フランス語およびドイツ語:Lamento、イタリア語:lamentazione, ラメンタツィオーネ)とは、嘆き、遺憾、哀悼を表した詩や歌、楽曲。日本語では哀歌、嘆き歌、悲歌、挽歌と訳される。
ふむ。
砂海で誰かを喪う話なのかな。
『小説家になろう』ですとタイトルにフリガナが振れませんので、おもいきって『砂海の挽歌』みたいな感じの方がぐっとささるかもしれません。
【内容】 ※読みながら書いています
最初の段落。
タイトルからくる印象のわりには直接的な叙述になっていて、少しあれっとなりました。
せっかくなので静→動の切替があるような書き出しの方が、タイトルが生きてくるような気がします。
そのまま一気読み。
展開が直接的すぎて勿体無いという印象。
書き出し祭りだからというのもありますが、急ぎすぎているように見えました。
確かに伏線らしきものもありますし、引きという動きもありますが、読者に投げかける作者がこの作品で書きたかったものが伝わってきていないのです。
異世界へ転移した後が作品の主要舞台であれば、転移後を記述すればよかったですし、消えてしまった少女にフォーカスを当てるなら、そこをメインに書く……といった描写の取捨選択が必要な気がしました。
【総評】
書き出しでありがちな、物語の時系列のスタートから書くということに注力してしまった感があります。これでは、この話がこれから面白くなるのかが読者には伝わってきません。
それが伝わってきていれば、こことここをダイエット……という話も出来るのですが、今のままだと主題が見えてこないので、ちょっと苦しいですね。
あえて、ここまで提示されている情報だけで組み立てるなら以下の3つの構成立てで良かったような気がします。
「消えてしまった少女との出会い」 → 「海賊との戦闘」→「ケーブルにつながれた少女との出会い」
最後の引きとして……「あれ、この子……じゃない?」くらいで読者を次話へ引っ張る感じでしょうか。
現段階ですと、もう少し続きを読まないと何とも判断しがたいというのが正直な感想となってしまいました。申し訳ありません。




