第7回書き出し祭り 第一会場 22.『↑これ、面白いですよ』
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【タイトル】
出落ち感が強いので大丈夫かな……という気持ちになる。
「矢印」がどこまで物語に意味を成すのかが勝負どころですよね。
ということで読み進めます。
【内容】 ※読みながら書いています
『私は、馬鹿が嫌いだ。』と始まる冒頭。
好きです。
まだ主人公が男性なのか、女性なのか解りませんが、物語が音として脳内に入りやすい一文ですね。
おお、そして『↑これ、面白いですよ』ってこれかぁ。
タイトル回収の速さも凄いけど、回収だけで終わらない展開を期待させる序盤。このくらいすんなり回収させた上で始まる物語というのは、読者を惹き付ける要素が強い。
こういうタイトルだと書き出しのオチに使いたくなるんだけど、これは上手いなぁ。
そして読み進めると主人公の年齢が判明。
そう来るのか。
わりと書き出し祭りとしてもライトノベル的にも珍しい主人公の設定。
……最後まで読みました。
とりあえず言わせてください。
「うわぁぁぁぁぁぁ!」
怖い、怖い、怖い、怖い。
作家としてこわれは怖い。
壊れちゃう。
……ということで、私は壊れました。
【総評】
ただいま。
無事、脳内トリップから帰還しました。
なんてものを読ませるんですか。
今日から第7回書き出し祭りということで、リクエストのあった中で最初に読んだ作品。
これ以上、私に何を差し出せと……
初っぱなから凄い作品でした。
これ「↑」がまだまだ効いてきそうな怖さ。
メタ的に作家を殺しにくる作品です。
とくにアラフィフに差し掛かり、老いというものを現実に感じる年齢になったからこそ、この作品の刺さりっぷりは深いですね。
物語の校正や語り口調からも技術の高さを感じますが、単純に面白いです。
凄いなぁ。
最後に登場した書店員の位置付け(キャラ、年齢など)によって物語がどうぶっ飛んだ感じになるか、続きが本当に楽しみです。




