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第6回 書き出し祭り 第三会場 4.『白銀の魔女は今日も笑う』

作品URL:https://book1.adouzi.eu.org/n5289fl/5/

【タイトル】

 タイトル自体にインパクトが無いのが残念です。

 タイトルの最後が動詞というのはオシャレなのですが、その動詞が「笑う」だと中身がどうなんだろうという興味を持つ動機付けには弱いんですよね。


 白銀の魔女という前半部も、ありがちといえばわりがちなので。


 作風にあったタイトルが集客という点で正解となる訳では無いので、タイトルについてはWebで小説を公開する意味を踏まえて、よく考える必要がると私は思っております。


【内容】 ※読みながら書いています


 「あの夜は数多の星が輝いていた」という書き出しも綺麗なのですが、その後の2段落を含め、結局、綺麗なままで読者を没入させる力が弱い気がします。

 全体的な書き出しの構成として、この冒頭部分が必要だったのかも踏まえ、要検討ですね。


 一旦、全部読み。


 ああ、時系列的にそう動かしたのか。

 書き出しの中で時系列を動かすのは良くないと言われていますが、私は演出上必要であれば問題無いと思っていますので、そこは気にしないのですが、ちょっと解りにくい上に必要性が低い気がしました。


 「痛みを感じるほどの熱風が僕の身体を襲った」


 書き出しはこの辺りからで良かったと思います。

 その前をバッサリ切って、この段落の中で突然、仲間とともに襲われた事を表現してもストーリーは破綻しませんし、白銀の魔女に対するヘイトも充分に稼げたんじゃないでしょうか。


 むしろ前半部があることから読者は混乱し、没入感が堕ちます。


 一報、この部分からの書き出しにするとストーリーも安定しますし、何より設定が面白い。

 あとは「今日も笑う」の「も」のところまでのタイトル回収を書き出しの中で描き切れれば、もっとよかったんじゃないでしょうか。


【総評】


 書き出しとしての構成が作家の都合で行われている感が強く、読者が置いてけぼりになっている展開でした。ただその部分は、それほど労力なく修正可能な部分ですので、他の人に読んでもらった時にどう受け取られるか……という点を意識してみると良いかと思います。


 Wordなどの読み上げ機能を使って、文字を追わず音だけで読み返してみるとよく解ります。


 白銀の魔女が悪っぽいので、どう溜まったヘイトを解消するのかが、この作品のポイントなのですがタイトルにもなっているキャラがラスボスっぽいので、ストーリーの組立が難しそう。


 討伐ってあったので、もしかしたら主人公達が「悪」だったのかもしれませんが、結局、白銀の魔女は良い魔女でした……は、ちょっと寂しい気がします(勝手な意見)


 書くべき所と削る所という点で推敲すると、レベルの高い作品になっていきそうです。


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