表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
レアモンスター?それ、ただの害虫ですよ ~知らぬ間にダンジョン化した自宅での日常生活が配信されてバズったんですが~【コミック三巻発売!】  作者: 御手々ぽんた
第二部 胎動

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

69/319

第二部 プロローグ

「クロ、カマキリが、大量発生することなんて、あるの?」

「目の前でいま、起きていると思いますが。ユウト」

「いや、そうだけどさ」

「カマキリは、一つの卵から数百匹の幼虫が生まれます。それがそのまま成虫になったのでしょう」

「そういうもの、なのか。それにしてもさ。やけに攻撃的だよね。なんか鎌もチクチクするし」


 早川と一緒にジョゼ三世のオフ会にいって一週間が過ぎた。

 オフ会自体は楽しかった。ただ、途中、変な影が見えたり、結局、早川は黒き黒のことについて何もわからなかったが。

 そういえばビンゴの後にあったイベントでも、ジョゼ三世の様子もちょっと変だった。早川が会ったときも変だったという事だから、体調があまり良くなかったのかもしれない。


 そんなことを考えながら、俺は無心に庭で新聞紙を振るう。


 ──せっかくの休みなのに、朝から何してるんだろな。


「適当に新聞紙を振るってもだめですよ、ユウト。もっとしっかり狙わないと」

「はーい」


 朝起きたら家のなかに何匹もカマキリがいたのだ。びっくりしてすぐに新聞紙ソードで駆除したのだが、ふと庭を見てしまった。


 どうも庭で大量発生して、一部が家のなかまで入ってきている様子だった。

 このままでは、またすぐに家のなかまで入ってきてしまいそうだったのだ。


「ふぁー」


 俺はあくびをして、慎重に狙いを定めて新聞紙を縦横無尽に振るっていく。

 カマキリの固さは毎朝のゲジゲジほどではなさそうだ。

 しかしちょこまかと動かす鎌が邪魔で狙いが定めづらいのだ。


 それでもとりあえず目につく範囲ではカマキリは見えなくなる。


「ようやく終わったー。ふぁー」

「眠そうですね、ユウト」

「ああ、そうなんだよね。ここ一週間、やけに眠くてさ」

「……そうですか」

「さて、朝ごはん作るか」


 俺は家のなかへと戻る。


「クロ?」

「いまいきます」


 外でじっと佇んでいたクロに声をかける。

 そのクロのホログラムの姿は、まるで何か気になることがあって、考え込んでいるようにすら見えた。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
狙いが定まらないほどのかまってなんだよ……
[気になる点] 流石にそろそろ自覚しても良さそう
[気になる点] このカマキリはデスマンティスかなにか?
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ