表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
NPCがわたしを"推す"! VRMMO (あれ? 推してるのわたし!?)  作者: 麻莉
シーズン4 悪魔は嗤い、被造物は踊る 【1章:アグネス女学園の乙女生活】
301/396

カプリコーン式マッサージ(ユミナ限定)

ズキューンとキッス、ビジュ良き!

「まず【監督生】は各学年に三名選ばれます。制服の左胸部分に監督生のバッジが付けています」


 9人。各学年に三名...なるほどね。


「あ〜 あの黄金のバッジか〜 カプリコーン......そこ気持ちいい〜!」


「そして【監督生】の役割は学園の風紀を守る存在です」


 現実でも学校で風紀員とか居るし、同じ類だろう。


「他にも寮長としての役割も与えられています」


 寮......大浴場......うぅ、頭が......


「2年・3年は成績上位者か前任者の推薦で選ばれます」


「......星霊と同じ仕組みだね〜」


 星霊も各種族から選ばれた優秀な者が更に競い、勝ち続けた者たちだけが黄道十三星座に襲名する。


「1年生だけ違うの?」


「はい。1年生だけは評価材料が少ない。そこで学園外の評価で選ばれます」


「貴族階級とか?」


「それも含まれますが、カリスマ性や気品など。人によって評価される基準も違います」


 カプリコーンがカードを指す。


「まずは1年生です」


 カードは3枚。なんか隠し撮りのような構図の似顔絵だな......


「右の生徒がジェニファー・ホリホック。爵位は侯爵。クラスは【1−1】」


 ジェニファー・ホリホック。灰色がかった明るい紫色のショートヘアー髪。高圧的な目つきだけど、そこを除けばクールビューティーな女子生徒。


「真ん中はラクエル・クリュザンテーメ。爵位は侯爵。クラスは【1−3】」


 ラクエル・クリュザンテーメ。明るく渋みのある青色で目元が前髪で隠れている。大人しい子に見える。


「最後が一年首席、エリザベス・ラゲナリア。爵位は伯爵。クラスは【1−5】」


 エリザベス・ラゲナリア。ストレートヘアーで白髪か...... なんか表情が儚い雰囲気を醸し出している印象。


 私とカプリコーン担当の一年生。現在三人の【監督生】と直接の面識はない。今の私はモブAの生徒の位置付け。接近するには何が良いかな? 高級菓子折りでも取り寄せばいいか〜


「明日からの一学年はこの三名を中心に調査をしていきましょう」


「OK!」


「次の学年に移ります......」



 足の裏のマッサージが終了。ふくらはぎのカプリコーン式オイルマッサージが開始された。

 ねぇ、オイルのボトルをどこから取り出したのかなカプリコーン君。


 マジか!!?美人の胸元の中は異空間だったか......



 ドバドバと足に垂れる液体。慣れた手つきで私の足にオイルが浸透していく。


 (ふわぁ〜!! 気持(きも)ちいいぃー!!! 癒されるぅー!!!)


両足は保湿され、非常に滑りやすい感覚を味わいながらカプリコーンの解説を聞いていた。


「リーナが在籍してる二年生です」


「私、この人知っています!」


 リーナが指を刺したのは一枚のカード。全員が指先の先に視線を向ける。


「彼女はリーナと同じクラス。【2−2】のジェシカ・フォンテ。爵位は男爵」


 ショートボブの髪型で銀色。クールな美女って感じ......


「席は隣です」


「聞き込みとか終わってる?」


「いいえ。ジェシカさん、授業終わると直ぐに寝てしまいます。なので話す機会がありませんでした。まさか【監督生】だったとは...」


「二人目はソフィア・シカーダシェル。爵位は侯爵。クラスは【2−4】」



「......どっち?」


 自称似顔絵に写ってる女子生徒は二人。後ろで一つ結びにした髪型で茶髪。小柄な生徒たち。どちらも同じ容姿で見分けがつかない。強いて上げるなら【監督生】のバッジくらいかな?


「失礼しました。左側の生徒がソフィア・シカーダシェル。そして右側は双子の姉、ミシェル・シカーダシェル」


 ふむふむ。妹が【監督生】か。


「最後は......」


























「あら、可愛い!!」


 私の言葉に睨みを利かす3人の従者。


「ギャアアアアアア!?!?!??!?! 痛ァアアアッ!?!?!」


 ふくらはぎのマッサージが中断。代わりに足の裏へ。激痛ポイントを凄い勢いで押すから、激痛に耐えれなくなり身体が捩れる。暴れる私の身体をヴァルゴとリーナが抑える。逃げ場がない。


「ごめんなさいごめんなさい、許してぇえええ!!!!」


 悲痛な叫び。届かない願い。


 一瞬私を見下ろす3人の表情がサディスト全開になっていたが気のせいだろうと思いたい............


⭐︎:【監督生】


一年生

⭐︎ジェニファー・ホリホック:侯爵:【1−1】

⭐︎ラクエル・クリュザンテーメ:侯爵:【1−3】

⭐︎エリザベス・ラゲナリア:伯爵:【1−5】

・ユミナ&カプリコーン:【1−4】

・スレッタ・レッドプラム:伯爵:【1−4】

・ミネル・ヴォリュビリス:男爵:【1−4】


二年生

・リーナ:【2−2】

⭐︎ジェシカ・フォンテ:男爵:【2−2】

⭐︎ソフィア・シカーダシェル(妹):侯爵:【2−4】

・ミシェル・シカーダシェル(姉):侯爵:【2−4】

⭐︎ユミナが可愛いと言ったことで従者が嫉妬し出す生徒



今ユミナちゃんのHP、ゴリゴリ減っています......ドンマイ!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ