表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
190/627

188.泥棒?


俺が宿でネルやヨツバと一緒に、のんびり昼寝していると、管理人室に見慣れぬ客が入って来た。



「…………(ふふ、俺の潜伏スキルは完璧だ。

よほど耐性の高い相手か、耳や鼻が利く相手でない限りは俺を探知できまい)」



そろーり、そろりと俺に向かって歩いて来ている黒髪の男。



「にゃー(誰だお前)」


「俺に気がついただと?!」



猫の嗅覚、舐めるなよ?

そんな汗くさい臭い漂わせてバレないとでも思ったのか。


宿の客でも無さそうだし、泥棒か何かかな?

【鑑定】っと。


――――――――――――――――――――――――

名前:リョウマ

Lv:37(17歳)

種族:人間

スキル:【鑑定Lv8】【四次元空間Lv10】【スキル強奪Lv34】

【経験値12倍】【習得Lv28】【(奪)ライトLv5】【(奪)スリープLv8】

【(奪)身体強化Lv25】【(奪)装甲破壊Lv11】【(奪)加速Lv4】

【(奪)潜伏Lv34】【(奪)ファイアLv10】【(奪)ライトニングLv4】

【(奪)テレポートLv39】【(奪)突進Lv20】【(奪)毒針Lv5】

【(奪)飛翔Lv2】【(奪)気配探知Lv13】【(奪)魔獣使役Lv20】

ステータス:

HP 378/378 MP390/390

ATK77 DEF105 MAT81 MDF60 SPD70 INT34 LUK55

称号:【勇者】【盗人】【スキル収集家】

【魔獣の敵】【卑怯者】【薄幸】【道化】


異世界に転生した人間。前世は高校生。

うつ病を発症し、ある日自殺した。

――――――――――――――――――――――――


前世情報が有るってことは、ヨツバや勇者君達と同類か。

自殺したのか、可哀そうに。


うん?

【(奪)ライト】って何だ。



――――――――――――――――――――――――

【(奪)ライト】

説明:明りを照らすスキル。

(奪)は本来の持ち主から奪ったスキル。

このスキルの元の持ち主は、魔獣シャインクラーケン

――――――――――――――――――――――――


【スキル強奪】って、ヨツバがラスボス級のヤバいスキルの1つ、って言ってたなぁ。

それを使って、持ち主の魔獣から奪ったのか。

酷いことをするもんだ。



「くそ! バレては仕方ない!

お前ら! 囲め!」



管理人室に怖い顔の男達が入って来た。



「な、何ですかこの人達は」


「うーん、うん?」



ネルとヨツバが起きたみたいだ。

ナンシーさんは受付で眠っている。

スキルで眠らされたのだろうか。


まあいい。

とりあえずネルとヨツバ、ナンシーさんを避難させるか。

どう考えても荒事が起こりそうだし。


速攻で【四次元空間】を使い3人を収納、四次元ワープで森に飛んだ。



◇ ◇ ◇ ◇



俺の自宅に、3人を置く。

誰かに見張りを頼まないとな。



「キュオオオン!(不思議猫よ! いったいどうしたである?)」


「にゃー(丁度良い、フランベルジュ。

宿に怪しい連中がやって来たから、そいつらを憲兵につきだしてくる。

それまで、自宅を見張っておいてくれ)」


「キュオン!(ふむ、任せるのである!)」



さて、もう一度四次元ワープで宿へ戻るか。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ