186.グレイトホッパー
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名前:トミタ・ミナモト
Lv:76(25歳)
種族:猫
スキル:【鑑定Lv100】【鑑定阻害Lv28】【鑑定偽装Lv35】
【四次元空間Lv100】【ライトLv91】【ライトニングLv23】
【捜索Lv47】【ヒールLv100】【スプラウトLv8】
【鍛冶Lv40】【加速錬成Lv100】【変性錬成Lv100】【分離錬成Lv100】
【建築Lv15】【経験値100倍】【習得Lv100】【解毒Lv100】
【MP消費軽減Lv33】【限定コピーLv1】
【※傾聴Lv25】【※念動力Lv18】【※縮小化Lv4】
ステータス:
HP 2,689/2,689 MP1,885/1,885
ATK495+20 DEF358 MAT471 MDF313+40 SPD620 INT392 LUK117
称号:【王者を討伐せし者】【救済者】【超炭鉱夫】
【エセ大魔導士】【魔王(20P)】【エセ猫王】
【錬金術の神(846P)】【森の主】【エセ金眼夜叉】【盗賊殺し】
所持神コラム
『魔王の弱点集』
『神なら持っておきたいお勧めスキル・称号の修得法』
異世界に転移した茶トラの猫。元は人間だったらしい。
ドラゴン並みの強さと耐性を持つ。
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俺の鑑定結果だが、ずいぶんとゴチャゴチャしてきたな。
見づらいったらありゃしない。
まあいい。
さっそく神コラムとやらを見ることにしよう。
『神なら持っておきたいお勧めスキル・称号の修得法』を見るぞーうおー。
目の前に、文章が浮かんできた。
なるほどなるほど。
『スキル【念話】……修得条件:1年以上喋らずに、1日10時間以上、目の前の相手と会話したいと念じ続ける。
スキル【スキル付与】……所持転生者が2人以上になる。
スキル【絶対耐性】……100年以上神の称号を保持し続ける。
……』
うーむ、どれも所得条件が年単位だったり、今すぐ所得出来ないような内容ばっかりだなぁ。
というか【念話】スキルを持っているフランベルジュは、こんな苦行を実行したのか。
一方、『魔王の弱点集』は、過去の魔王の弱点を集めただけの内容だった。
俺の役には立ちそうにない。
残念、自分の弱点が分かるかもしれないと考えたのだが。
◇ ◇ ◇ ◇
森には簡易作業小屋が建てられ、そこでエルフや魔獣達がせっせと商品作りをしている。
最近は森の遺跡の影響か、鉛筆もどきと紙がよく売れている。
ちなみに紙はバロム子爵領と取引して入荷している。
これで向こうのエルフ達が少しでも潤ってくれたらいいのだが。
鉛筆もどき、シュークリーム、マットレスなどが主に作られている。
商品には、仕上げにロゴが刻印される。
雑貨屋クローバーのロゴは、彫刻、焼印、刺繍の3パターンだ。
本当は刺繍よりアイロンプリントの方が楽なのだが、あいにく俺はアイロンプリントの仕組みを知らない。
「バステト様、本日はどのように致しましょう?」
作業リーダーのエルフに『昨日と同じ感じで』と書いた板を見せる。
「畏まりました」
「にゃー(ほい、今月の運営費だ)」
「お、給料ですね。さっそく森の連中の餌を、買いに行かせましょう」
リーダーからお金を預かったエルフは、奴隷の首輪もどきを付けて、町へ向かった。
森の魔獣達の餌を買いに行く係らしい。
前は俺が直々に褒美の餌を与えていた。
だが、そんな仕事は下々(しもじも)に任せておけばよかろうとシルフ婆さんが言ったため、エルフに一任することにした。
今働いている魔獣達は、だいぶ知恵が付いているらしく、俺が命令を下さなくても、エルフ達と共同で作業出来ている。
エルフいわく、進化したためだということらしいが。
進化って何万年もかかるんじゃ?
そんなポケ○ンみたくホイホイ進化してたまるか。
だが、目の前の大きめのバッタを【鑑定】してみる。
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鑑定結果
Lv:7(1歳)
種族:グレイトホッパー
スキル:なし
ステータス:
HP 10/10 MP5/5
ATK6 DEF3 MAT3 MDF4 SPD10 INT5 LUK10
進化した偉大なバッタ。
油断していると大けがするぞ。
その味もグレイト。
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偉大なバッタって何だよ。
味もグレイトか。
気になるなぁ。
「……(ブルブルブル!)」
偉大なバッタさんは身震いしだした。
風邪でもひいたのかな?




