96/146
何にもない
朝起きた
歯を磨き
顔を洗い
飯を食らい
着替えを済ませ
巣を出る
いつもの光景
変わり映えなし
いつまでやり
いつ終わる
生活のため
食うため
生きるため
人が人であるため
これを何万と繰り返すのか?
飽きたことはない
飽きることもない
行く気はない
それでも行かないと
その日の普通を過ごさなさないと
その日のご飯にありつけない
異性の華やかさ
それだけが楽しみ
楽しみだが触れないやるせなさ
嫌われたくない
積み重ねた経験失いたくない
こんな底辺でも
積み重ねた財産はある
一日が早く過ぎる
時間は老いると早くなる
明日も明後日も
変わらない憂鬱を
身体に刻んで
今を生きるか




