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空気 叙情詩 白
キミとは終わりだ
あの人からの
滅びの言葉
私はただ
立ち竦む
何を言ってるの?
私が問う
ガラスに写る
私に
実体がない
違う
呪いの言葉に
心の形が
透き通って
しまった
言ってくれた
私は魔法の水
若返りの水
私といると
幸せだって
どうして
声にならない声を
私は吐く
嫁には逆らえない
若返りの水がなくなるよ
張り裂けるように
声をぶつけた
嫁は空気なんだ
それがどうしたの!
空気がないと、人間は生きらんないんだ
あの人が私に
言葉をぶつけた
この時、わかった
この人は
はじめから
私を……
愛してなかった
身体の相性が
この人を
虜にしていた
そんな支配は
妄想だったことを
この人は
はじめてから
私を愛してなかった
私の手前に
たくさんのお金を
置いた
背中を向けると
距離が離れていく
あの人が
目から消えると
涙が溢れた
洗い流される
私は涙を
こらえた
だけど……
涙が流れた
涙は無情にも
私とあの人の
終わりを
教えていた
叙情詩 白 おわり
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