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綿菓子
子供のころ
食べた綿菓子
初めて見
くもがはしに合体してる
近所のおばちゃん
笑われた
一口食べて
口の中
甘さを残して
消えていく
くもって、あまいんだ
ガキながら
雲食べたことが
嬉しくて
なんだか今
懐かしい
大人になり
今になって
綿菓子食べた
やはり甘く
消えていく
実体ある
しかし当然と
消えていく
希望のようだ
歳重ね
そう思える
様になったのは
俺が希望に
背を向けたからか
未来に明るい
光を放つ
この言葉
甘く幸せ
しかし形に
ならない
だから形にしようと
頑張って
結局出来ずに
時間切れ
人は終わってしまうもの
割り箸を見る
希望の形の
成れの果て
掴む割り箸
希望の現実
ごみ箱に
希望のカスを
収めてしまえ
さてと歩こう
希望を描いて
上を向く




