表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
喜怒哀楽  作者: クレヨン
58/146

呪い 叙情詩 赤

 老いた男は、俺に似ていた。

 一丁目一番地

 ここで俺は生まれ

 育った

 

 呪いとは

 本当にあるものだ

 姿、形がよく似てる

 何十年後は

 こんなんだ


 呪いをかけた

 この初老

 母に金を

 つぎ込んだ

 母は俺に

 愛をつぎ込んだ

 

 形のないモノをつぎ込む母を

 俺は何故か尊敬し

 再婚をせず

 俺と妹

 育ててくれた

 

 妹幸せ

 男に嫁ぎ

 子供が生まれ

 順風満帆

 そして、俺はもうすぐ

 伴侶得る


 母の命が

 無いとわかる

 最後に一目合わせたかった

 そして俺も見ておきたい

 

 呪いの初老は

 涙を流し

 母は唇

 噛み締めた


 ふと思う

 俺は居てはいけないと


 しばらく部屋を

 二人にし

 隣の部屋から

 様子見する


 窓を見る

 冴えない男

 俺がいた


 窓に写る

 俺の顔

 初老の呪い

 架かりきれて

 いないとわかる 

 どこか皮肉な

 窓の俺

 


 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ