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卒業
晴れ渡る空
冷たさを残す風が
吹いていた
学校へ吹いていた
ここに思い出はない
勉強、試験、受験
全てが忌々しい
教室でクラスメートが
喋ってる
笑いながら目を細め
時間が来るのを待っている
ふと左後ろの
机を見る
そこには渇いた
空気があった
クラスメートの笑い声
渇いた空気を
無視したい
そんな感じに映ってしまう
視線に気づいた
友達に
名前を呼ばれ
肩叩かれる
節目がちに首を振り
なかったことと
記憶にしまう
クラスメートは
呪われている
一人の仲間を
追いやった
そうなって
みんなが後悔した
卒業しても
このクラスメートには
一人の想いが
つきまとう
チャイムがなる
卒業式が始まる




