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喜怒哀楽  作者: クレヨン
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 家に帰り

 ふと、洗面所の鏡を見る

 冴えない男が映っていた


 冴えない男

 俺の事だ

 鏡は真実しか映さない

 真実は真実でしかない

 だけど、これが真実なのか?

 そう思えることがある

 

 鏡が嘘をついていて

 俺の顔が、みんなが

 見ている顔と違う顔が

 映ったら?


 鏡の中の冴えない男が

 ありえない

 そう笑っている


 そうだよな

 鏡は目に見える全てを

 見せてくれる


 しかし俺の心は

 見せてくれない

 ……バカだな

 当たり前だ


 見せてくれたら

 壊すだろう

 そんな恐ろしい鏡なら

 

 心の中は……読ませない!

 鏡に映る俺に

 言い聞かせるように

 背中を向けた


 近くにあるガラス戸が

 後ろ姿の俺を見ている

 

 え! 後ろ姿!

 まさか鏡には!

 

 驚き振り向くと……

 そこには驚いた俺の顔が

 鏡にあった

 

 ……幻だろう

 うつむきながら背中を向けた

 鏡の俺も背中を向けた


 今日も一日が終わる……


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