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冬の足音
肌寒さ体に染みる
この前までは暖かく
さらにその少し前には暑かった
いつしか晩秋
木枯らしの吹く
アスファルトに佇む落ち葉が
北風に吹かれて排水溝に落ちていく
ピリッと引き締まる空気は
景色を輝かせ
全てを鮮明にしてくれた
ふと空を見上げる
見事なまでの晩秋の青空
太陽の暖かさ
空気の冷たさ
二つが混じり
冬の足跡を聞く
今日は晴れているな
できれば今日も晴れている
それがいい
そしていつしか雪をチラつかせる
俺は冬の匂いにため息をつく
今年も寒いのか
アスファルトに佇む落ち葉
俺は心を佇ませ
冬の足跡を聞いている




