113/146
寒さ
俺は寒い
風邪ではない
インフルエンザでもない
必要とされない
自分の存在が
寒い
師走は忙しい
その忙しい師走に
俺は沢山の休みを
貰う
要求した訳でない
勝手にくれた
しかし
これは今の俺だ
つまりは
必要とされない
屈辱である
忙しいのは嫌だ
だけど、お前は要らない
もっと嫌だ
今年は人員過剰だから
そして俺で
帳尻合わせ
いいさ、いいさ
楽させてもらった
みんな苦しい時
俺はのけ者で
かまわないさ
俺の存在なんて
そんなもんさ
居なくてもいいなら
居ないでやるよ
だけど俺は悪くない
そうさせた
上を恨んでくれ
俺は忙しい中
使われたかった
必要不可欠と
言われたかった
俺が居なくても
淡々とどうにかなる職場
なんだか
とても悔しい
そして、とても悲しい




