955.　『姫宮ましろアワー 喋っていいよね？』配信～『吸血姫』～

　955.　『姫宮ましろアワー 喋っていいよね？』配信～『吸血姫』～

　ということで、次のトーク相手はルナちゃん。本当に活動して6年目だが、1度も会ったことがないし、配信で絡むこともほとんどない。まるで謎のヴァンパイアである。まぁ、向こうも同じことを思っているとおもうけどな。

　コメント

『吸血姫！』

『こっちもコラボあった』

『姫。魔法使いになります以来』

『懐かしい』

「懐かしいね？ましろのゲーム案件だよね。あれ以来やってないけど。今年初かな？とりあえず自己紹介お願いいたします」

　《はい。トマト食べてる～？Fmすたーらいぶ2期生魔界から来たヴァンパイアの黒夜ルナよ。よろしく》

「ルナちゃんとは今年初かな？いのりさんとのコラボで通話したのとか抜いて、きちんと企画で一緒なのは？」

　《そうですね。春もチーム違いましたし、夏も企画は絡んでないですね。本当にいのりとのコラボの時が初めてじゃないですかw》

「なんでだろうね？きっとつむぎちゃんが悪いよw」

　《つむぎだけのせいなんですかw》

　コメント

『草』

『確かに1番絡みがない』

『本当だよな』

「まぁ、これさ、配信で言ったけどルナちゃんとは何もかも真逆なんだと思うんだよねましろ。ルナちゃんは企画収録より、歌ってみたとかの動画の歌収録だったり、配信しても夜でしょ？ましろは事務所ほとんど行かないし、配信も朝だしw」

　《無理にコラボしてもお互いに良いことはないですからね。その時がくれば、コラボしてください》

「ね？でも、ルナちゃんと何コラボすればいいの？全然思い付かないんだけどw」

　《私は何でもいいですけど。ましろ先輩にお任せって感じですよね》

「逆にルナちゃんの苦手なことって何？あるの？」

　《ないかしら。これと言ってやったことないことは多いですけど、今まで出来なかったことはないですねw》

　コメント

『さすがルナ様』

『天才すぎる』

『裏でも会ったことないの？』

『気になる』

「ないよwルナちゃんはましろからしたら、謎のヴァンパイアだから。たぶんルナちゃんも、ましろのこと謎のお姫様って、そう思ってるよね？」

　《噂というか、色々なライバーからは話は聞きますけど、謎のお姫様ではありますね。もしかしたら気付いてないだけでお会いしてる可能性もありますしね？》

「え？ドッキリみたいな感じで？」

　《なんか、水面下で動いてたりして。それがあるからFmすたーらいぶは怖いですよねw》

　コメント

『それは怖い』

『ドッキリか』

『姫はリコピンのこと『ちゃん』づけの理由は？』

『確かに』

『なんで？』

「え？それは怖くないからだよ？ポアロ探偵はルナちゃんを恐れてるから『さん』付けなんでしょ？w」

　《それ中の人の話ですよ。いや、中の人も恐れてるかは知らないですけどwポアロ先輩は配信では、私のこと呼び捨てです。ましろ先輩も裏で会ったら黒夜さんって呼びますよね？さくらも遠山さん、クララも伊集院さんなんですよねw》

「いや、ルナちゃんはルナちゃんでいくw」

　《絶対に嘘じゃないですかw》

「そんなことないよ！それは置いておこう！ルナちゃんと話したいことあるんだよましろ。あまり話したことないから聞きたいことあってさ？」

　《裏で会ったら私のことはルナちゃん呼びで。これ配信ですから決まりですよ。聞きたいこと、答えますよ。私には前世とかないですから》

　コメント

『ルナ様w』

『そこはきちんとしとこ』

『姫よろしくw』

「それは、その時になったらね？ましろが聞きたいのは、ルナちゃんが1番最初に2期生のコンセプトというか、1期生のライバルというものを度外視したというか、あのきっかけはなんだったんだろう？実際にそれが良い方向に向かって、今の2期生があるんだけど。ルナちゃんからは聞いたことないなって思って」

　《真面目なやつですかw私も緩く終わるかと思ってたんですけど。まぁ、話しますか。えっとですね、きっかけは他の2期生も話していると思いますけど、クララが炎上したこと。あの時は、誰に言われたわけじゃないんですけど、1期生とは絶対に仲良くしちゃいけないって雰囲気があったんですよ。でも、きちんとポアロ先輩がミーティングに参加してくれて、謝ることじゃないんですけど謝罪して》

「あれは2期生が加入して、1番大きい炎上だったもんね」

　《クララが休止して、3人で活動することになって。なんかVtuberをやってるのに自分の好きなこと出来ないし、つまらないなって。それで、2期生の初顔合わせの時のことをふと思ったんですよね。クララは元踊り手なのでダンスが得意だって言ってて。これ言い方悪いですけど、それをやる前に自分もこうなっちゃうのかなって考えたんですよね》

「確かにクララちゃんが戻れる保証はなかったしね」

　《はい。それで……リリィ先輩に話したんですよ。自分はライバルポジションだけど、好きにやってもいいのかって。そしたらリリィ先輩が『なんで私の許可が必要なの？あなたって私のライバルでいることが目的なの？』って。それを聞いて、あ、私がやりたいことって、別に誰に迷惑かけてるわけじゃないし、やっていいんだって思えたんですよ。それで、その日からですかね。なんか、吹っ切れたというか。自分も後悔したくないし、自由にやろうって》

　コメント

『ルナ様……』

『ママ』

『いい話だ』

「そこから歌枠をやっていくんだね？」

　《おかげさまで、チャンネル登録者も伸び始めて、いのりも誘って歌のコンテンツを盛り上げて。そう考えたら本当のライバルは同期に居たんですねw》

「いのりさんもルナちゃんに誘ってもらってから自信がついたって言ってたもんね。最近はかなえちゃんとかメルトちゃんとかの歌うまが加入してるしね」

　《Fmすたーらいぶの歌の『ましリリィ』みたいになりたいですよね『いのピン』は》

「え？あの時さ、老害お局で目の上のたんこぶって言ってたよねいのりさんw」

　《それを最後に持ってくるんですかwいやぁ……エモい感じで終わらないですよね。本当にましろ先輩のトークの組み立て方には尊敬しますよw》

　最後はいつものFmすたーらいぶらしくなったが、普段聞けない話を聞けて良かったよな。