921.　『ひなた組55』～エンディングトーク配信～

　921.　『ひなた組55』～エンディングトーク配信～

『ひなた組55』その名前のとおり55時間の長時間配信が終わろうとしている。色々な企画があったし、色々なライバーの組み合わせもあった。変な用語も生まれたけどなw

　コメント

『ひなた組！』

『寂しい！』

『お疲れ様！』

「こんソフィ～Fmすたーらいぶ3期生、みんなの妹ハーフエルフの葉桐ソフィアだよ～よろしくね～！そして」

「はい。Fmすたーらいぶ3期生、Fmすたーらいぶの風紀を守るがんばり屋の妖精双葉かのんです。そして」

「はい。みなさんこんばんは。良い夜をお過ごしですか？Fmすたーらいぶ1期生、みんなの姫こと姫宮ましろです」

「長かった『ひなた組55』がもう終わっちゃうんだね。それよりさっきのやつ凄かったよね、『ポアレイ』が実の姉妹で。かのんちゃんはどう？」

「うん。かのんも初めて聞いたとき驚いたもん。でも、姉妹でFmすたーらいぶにいるなんて少し羨ましいかも。ましろん先輩はポアロ先輩と同期ですけど、隠すの大変でした？」

「もちろんw知らないふりしてCGSの話題とかポアロ探偵と何回か話したことあるしね。でもさ、お互い知らない状態でこのFmすたーらいぶで出会うんだから、世の中何があるか分からないよね？確かクララちゃんとあるとちゃんも形は違うけど、そんな感じだったよね。本当に大きい事務所になったよFmすたーらいぶは」

　コメント

『姫の言う通り』

『6期生だから6年間か』

『早いよな』

「ソフィアとかのんちゃんも4年目だもんね。今回は大型企画の司会をやらせてもらって、しかもひなた先輩から裏ミッションがあったから、どうやって回そうとか色々考えるのが大変だったかも。でも、改めて思ったけどみんな凄いよ。メルたんがフォローしてくれなかったら配信失敗してたかもしれないし」

「かのんもあるとちゃんが居たから。もちろんハプニングで、ポアロ先輩がコメント欄に来てくれたから、やりやすくなったけどw」

「やっぱり、あるとちゃんはいい子だなぁw本当に感謝した方がいいよかのんちゃん？」

「感謝はしてるんですよ！ましろん先輩のせいで、同期の仲が悪くなるんです！いい加減に理解してくださいよ！」

「いや、でもさかのんちゃんはあるとちゃんとオフコラボしないじゃん。ココアちゃんとはオフコラボするのにね？そう思わないソフィアちゃん？」

「ソフィアはノーコメントでw」

　コメント

『確かに姫の言う通り』

『隊長？』

『姫だけが悪いのか？』

『仲悪いのかな』

『疑念が生まれた』

「仲悪くないから！でもましろん先輩のせいで仲悪くなってるw」

「ましろのせいにしたいだけじゃんw」

「ましろん先輩のせいなんですよ！」

「ソフィアの目の前で『ましのん』てぇてぇが始まってるwとりあえずそのくらいにして、運営さんから謎のファイルをもらってるんだよ。それを観よう！」

「謎のファイルって怖いよソフィアちゃんw」

「また秋の配信のことかもね？」

【謎のファイル】

『電脳世界Fmすたーらいぶ』。

　この世界には『配信』を生業とし、他者とのコミュニケーションをとる技術があった。それは、人間界、魔界、異世界と繋がるツールとして、あらゆる種族が互いの文化や生活に触れる窓となっていた。

　配信者たちは「ライバー」と呼ばれ、それぞれが独自の魅力を武器に、歌、ダンス、ゲーム実況、雑談、時には異世界の秘境探検など、多岐にわたるコンテンツを日々発信していた。

　コメント

『なんだこれ？』

『この声、ジャンヌちゃんじゃね？』

『電脳世界Fmすたーらいぶ』

『華麗なる一族？』

　彼女たちの配信は、単なる娯楽に留まらず、異なる世界間の相互理解を深める架け橋となっていたのだ。

　人間界の女子高生・【】は、幼い頃に買った『未来日記』と呼ばれるものを持っている。この日記には「ちょっと先の未来が見える」不思議な日記で情報が自動的に記され、その記述は『絶対』で、今まで一度たりとも外れたことがなかった

　しかし、その“絶対”の未来を知るがゆえに、【】は周囲からは「変わり者」と見られ、逆張りの言動を取ることもあったため、常に浮いた存在だった。

　コメント

『なんだこれ？』

『誰の話？』

『女子高生？』

『警部？団長？すずめちゃん？』

　今日も、いつものように日記に何気ない予感が記されるのを待っていると、突如として電脳世界の危機を暗示する「不穏な影」を示す文字が記された。その直後、強い光と共に異世界から見習い天使【】が舞い降りる。【】は電脳世界の危機を訴え、【】の未来日記の記述と完全に一致していた。

　最初は面倒がる【】だったが、『絶対』である未来の予兆を前に、渋々ながらも危機解決に協力することを決意する。

　常に「変人」と評される【】の『絶対』的な未来視が、電脳世界の危機をどう乗り越え、ライバーたちの未来、そして世界の運命をどう変えていくのか。この偶然の出会いが、電脳世界の真実を暴き、未来を左右する壮大な物語が今始まる……

　来年夏公開予定

　Coming soon……

　ナレーション　皇ジャンヌ

「終わったね。ということで……なんと！Fmすたーらいぶ……公式アニメーションプロジェクトが始動します！」

「ソフィアちゃん。すたライフとは別なの？」

「別だよかのんちゃん。これは……姫先輩に読んでもらおうかな？ソフィア恐れ多いしw」

「なんでw……え～……今回公式アニメーションプロジェクト『Future Visiond Star』～未来を映し出す煌星～ということで、Fmすたーらいぶの7期生は『FmすたーらいぶFVS』として募集致します。もちろん合格者はアニメーションのメインキャラクターをつとめてもらい、FVSとしての活動もします。声優経験がない方も大歓迎！ぜひご応募お待ちしております。……7期生はアニメーションプロジェクトなんだね」

　コメント

『おお！すげぇ！』

『こっちもアニメ！』

『素晴らしい！楽しみ！』

『7期生』

『FVS！』

「ちなみに、これライバーさん全員登場するから声優に挑戦するみたいだよ？」

「そうなんだ。かのんは……誰と一緒に出てくるんだろうw」

「ソフィアとかのんちゃんは異世界のお話だって。姫先輩はクララ先輩とつむぎちゃんらしいですよ？」

「ましララてぇてぇね？ごめんねかのんちゃんw」

「運営さん！シナリオ変更してください！」

　コメント

『隊長w』

『なぜクララw』

『ライバルだからだろw』

「情報は解禁されたものから、公式でつむぎちゃんが発表していく予定だからお楽しみに。じゃあそろそろ時間だね？お相手はひなた先輩とソフィア、と」

「双葉かのん、と」

「姫宮ましろでした～！また次回お会いしましょう！またね～！」

　こうして夏の地獄の長時間耐久『ひなた組55』の配信は終わりを迎える。今回は配信だけではなく、スタッフの仕事もこなすことが出来て、オレとしても成長出来た。

　もちろんCGSのみんなも配信で色々絡めたし、新たなFVSの発表もあったしな。これからの配信が楽しみだ。