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聖貨を集めて、ぶん回せ!  作者: 青木紅葉
26章・領都の北側

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 商人と話していると、魔物の死体を集め終えた兵たちが戻って来た。


 後は焼いてしまえば処理は完了だな。


「ごくろーさま。周囲に魔物とかはいなかったかな? それならオレが残って処理をするよ」


「隊長がか?」


 そこそこの数の魔物の死体だし、火が消えるまで数十分かかるだろう。


 それだけの間この数の兵を持ち場から離すわけにはいかないし……かといって、少数だけで残らせて万が一、他の魔物が襲ってきたらどうなるかわからないし……ここは俺が残るのがベストだ。


「向こうに何人か残してるんでしょう? そっちにも報告して欲しいしね。こっちが終わったらオレもそっちに合流するよ。それと……」


 俺は離れた場所で待機している商人を指した。


「北の拠点に行ってもらって馬車の修理をさせるから、何人かついて行ってよ」


「領都までは辿り着けなさそうですか?」


 纏め役の隊員が商人を見てそう言ってきた。


 見た感じだと、車輪と荷台がガタついているくらいで、まだ動けそうではあるんだよな。


 だが。


「一応走れはするだろうけれど、次に魔物に襲われたら無理だろうからね」


「……折角救助したのに死なれちゃ気分悪いですね。わかりました。修理を終えた後は……自分たちの任務終了に合わせて一緒に帰還ですか?」


「うん。派手に壊れているわけじゃないし修理にも時間はそこまでかからないでしょう? こっちの任務もそこまでかからないだろうし、丁度いいんじゃないかな?」


「わかりました。それなら……」


 彼は適当に三人呼ぶと、彼らに北の拠点までの商人の護衛を命じた。


 すぐに商人の下に走っていき、今の説明を彼にしている。


「三人もいたら大丈夫だね。んじゃ後は……一の森の報告だね」


 俺の言葉に「何かありましたか」とさらに隊員が集まって来る。


 あまり期待されるのも困るが……まぁ、一応発見もあったしな。


 気を取り直して、森での出来事を伝えることにした。


 ◇


 商人は隊員と一緒に北の拠点に向かい、他の隊員たちは、一の森の警戒と残った隊員への説明をするために南に戻っていく。


 んで、俺は彼らが集めた死体の処理を行っている。


 一の森の穴に放り込んだ時と違ってしっかり燃やす物があるだけに、煙や灰の勢いは段違いだ。


「……オレが残ったのは念のためではあったけど、正解だったかもしれないね」


 死体を焼いている場所の周囲を上から警戒しているんだが、煙か臭いに釣られてなのか、チラホラと魔物の姿が見せている。


 もっとも、森のすぐ手前から周囲の様子を探っているだけで、こちらに出てくる様子はない。


 俺はそもそも上空にいるから、コイツらがどうやったところで俺に手を出すことは出来ないが、もしこの場で処理をしているのが隊員だったらもう一戦やらかすことになっていたかもしれない。


「それにしても……今姿を見せてるのは一の森の魔物だよね? まぁ……昼間からウロウロしていたし、コイツらが出てくるのは予想出来たけど、北の森からは何も出てこないね。襲ってきたのは北の森の方の魔物のはずなんだけどな?」


 雨季が明けたばかりで、この辺の魔物がちょっと普段とは違う行動をしているってのはわかるんだが、どうにもこうにも……北の森の方の魔物がよくわからないな。


「一の森の方もだけど、北の森の調査も念入りにやった方がいいかもしれないね……」


 もちろん手を抜くつもりはなかったが……それでも上空から軽く見て回ればいいだろうと思っていた。


 それでどこかに集まっている群れを見つけて、それをジグハルトたちに報告したら終了にするつもりだったんだが……これはもっと広範囲を見て回った方がいいかもしれないな。


 今日の一の森の探索は予定より早めに切り上げて、ジグハルトと相談してみようかな。


「おや? こっちに出てくる魔物もいるね」


 魔物たちの方に視線を向けると、一体だけこちらに近づいて来ていた。


 他が続かないように、ちょっと派手に仕留めるか!


 俺は【緋蜂の針】を発動すると、上空から一気に突撃した。

セラ・加護・【隠れ家】+1【祈り】【ミラの祝福】【風の衣】

恩恵品・【浮き玉】+1【影の剣】+1【緋蜂の針】【妖精の瞳】【竜の肺】【琥珀の剣】【ダンレムの糸】【蛇の尾】【足環】【琥珀の盾】【紫の羽】+1【赤の剣】【猿の腕】・0枚


セリアーナ・【範囲識別】・【】・0枚

エレナ・【】・【緑の牙】【琥珀の剣】・4枚

アレク・【強撃】・【赤の盾】【猛き角笛】・10枚

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― 新着の感想 ―
戦いに来たのか?セラの配下になりに来たのか?
街道は危険だと認識するように脅威を示しておかないとね
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