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聖貨を集めて、ぶん回せ!  作者: 青木紅葉
26章・領都の北側

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 北の拠点でジグハルトたちと合流して互いの情報を交換し合った後は、少々早いが軽い食事を済ませた。


 それも終わると、俺たちの隊もジグハルトの隊も拠点を出発する。


 その際に拠点の様子を見ていたが……ジグハルトの隊は住民たちに随分と慕われているようだ。


 流石にもう数週間もここで暮らしているからか、到着当初に比べたらもうすっかり打ち解けたんだろう。


 巡回の兵や護衛の冒険者が立ち寄ったり滞在することはあっても、これだけまとまった戦力が長期滞在することなんてなかったはずだ。


 街道の西側で一の森に比べたらずっと魔物の脅威は低いとはいえ……何だかんだでこの辺りの魔物は他所に比べたらずっと強力だし、住民たちも安心出来るだろうしな。


 ウチの兵たちでも大分とっつきやすい連中が集まっているってのも良かったのかもしれない。


 今後は活動範囲が広がっていくと、街道沿いの拠点に立ち寄るだけとかじゃなくて、もう少し滞在してしっかり周辺の魔物を倒す……なんてことも増えていくかもしれないし、彼らの今回の任務の記録はその役に立つだろう。


「そのためにも、オレたちもしっかりやらないとね」


「突破されて拠点に被害を出すと、信頼関係も何も台無しだからな……」


 俺の言葉に纏め役の彼が答えた。


「んじゃ……行こうかね。オレも皆と一緒に移動するから、先導お願いね」


 今度は新しく同行することになった北の拠点にいた兵に顔を向ける。


 彼は元々二番隊の兵で互いに顔を知っている相手だ。


 気楽に頼むと、彼も笑いながら答えた。


「ああ、任せてくれ!」


 ◇


 北の拠点を出発した俺たちは、まずは北の拠点と一の森との間に広がる拠点を突っ切ることにした。


 俺たちの目的は一の森の手前に布陣することだし、本来なら街道を分岐点まで戻るんだが……今はこの辺りは魔物はいないと言っていたし、戦闘をせずに抜けられるって判断だ。


 兵の先導で森を移動したが、無事魔物と遭遇することなく突破することが出来た。


 自信たっぷりに「任せてくれ!」と言っていただけのことはある。


 お陰で時間を一気に短縮することが出来た。


 ……途中ウチの隊員たちが魔物の痕跡を見つけたが、肝心の魔物はいなかったんだよな。


 事前に聞いていた通りではあるが……どこかに集まっているのか姿を隠しているだけなのかがわからないし……一の森の調査を切り上げてからも俺の役割は残っていそうだ。


 さて、森を抜けてから街道を南に向かっていると、森を抜ける際に先導していた兵が隣にやって来た。


「セラ副長。……いや、隊長の方がいいか?」


「うん? あー……そうだね。アレクもいないし……オレたちだけの時は隊長にしとこうかね。んで、どうかした?」


「了解。草原に出たはいいが……隊長はどのあたりから森に入るんだ?」


「一先ず街道の分岐あたりからだね。流石にそこより北側にはまだ来てないだろうし、南側に追い戻す感じで捜索していくよ」


 北側に追いやっていく感じだと、ドンドン逃げられた場合は切りがないからな。


 まぁ……この辺に寄り付かなくなるんなら結果的にはそれでもいいんだろうが……出来れば仕留めたいし、北側から追い詰める方がいい。


「わかった。あの辺りもこちら側は魔物が見当たらなくなっているんだ。森に入るよりは草原に布陣した方がいいだろうな」


「そのつもりではあるけど……どうする?」


 纏め役の兵に声をかけると、彼も隣にやって来た。


「北の拠点より手前だと、魔物が森のすぐ端にいたんだよな? 俺たちが側に寄ることで警戒させるかもしれないし……少し手前側から布陣するのもありかもしれないな」


「手前側ね……オレが森に入るのも?」


「ああ。隊長が前もって見て回る範囲を計画しているのはわかるが、その範囲を少し広げてみないか? 同時に俺たちも草原からの警戒だけじゃなくて、北の森の監視も行う」


「ふぬ……もう少し北側から始めるんだね……」


 今日一日分は準備期間に充てるようなものか。


 ……まぁ、それはそれでいいかな?

セラ・加護・【隠れ家】+1【祈り】【ミラの祝福】【風の衣】

恩恵品・【浮き玉】+1【影の剣】+1【緋蜂の針】【妖精の瞳】【竜の肺】【琥珀の剣】【ダンレムの糸】【蛇の尾】【足環】【琥珀の盾】【紫の羽】+1【赤の剣】【猿の腕】・0枚


セリアーナ・【範囲識別】・【】・0枚

エレナ・【】・【緑の牙】【琥珀の剣】・4枚

アレク・【強撃】・【赤の盾】【猛き角笛】・10枚

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