9 作中作について、ちょこっと
ほんとにちょこっとだけ。あんまテレビ観ないからテレビ番組のことわかんないんだ……
どうぞ。
『キラ星選隊イチバンファイブ!!』
「塗り絵」をモチーフとした、シリーズ28作目の大“選”隊。コンセプトは「みんながイチバン!」で、キャラクターそれぞれに誰にも負けない得意分野が設定されている。基本的にシリアスなシナリオと、妙に気の抜けたギャグ回(少々下品なネタもある)のバランスがシュールすぎたのか、シリーズファンからの評判はあまり芳しくない。
ここ『小説家になろう』にて連載されているスーパー戦隊シリーズパロディ・オマージュ作品を見て、アイデア出しの一環として設定だけ考えていたときがあった。そして「ネタ切れしたというネタ」というメタすぎる話を書くときに引っ張り出し、利用することになった。アイデア出しはしておいて損はない、はっきりわかんだね。
最後に「ファイブ」とある戦隊のはしりになった、しかも名前も「大戦隊」の6番目『大戦隊ゴーグルファイブ』は新体操モチーフらしく、戦闘中に使っている武器も演技に使うアイテム(リボンやクラブなど)になっている。ギリギリ名前は知っていただけで何も知らなかったのだが、たまたま符合していたようだ。ちなみにスーパー戦隊28番目は『特捜戦隊デカレンジャー』。現在両方とも配信中である。ものすごいミラクルを引き当てている……
『カメンシリーズ』
およそ六十年前から始まった、仮面を付けたヒーローを主人公とした特撮シリーズの総称。初代の『きんいろ仮面』からしばらくはハーフマスクやマントだったが、ごっこ遊びの危険性からマントが廃止されたり、怪傑をモチーフとした姿から全身スーツ・フルフェイスマスクへの独自進化を経たりと、不可思議な進化を遂げている。
元ネタはもちろん『仮面ライダー』シリーズ、なのだがその他いろいろな昭和特撮や演劇なんかも混じったのでは、と勝手にイメージしている。当時のあれこれを見ると、ライダー関連をそれなりにマイナーなものまで追っていても、いっさい知らない作品だらけだった。たぶん庵野監督とか坂本監督みたいに「そこ!?」なネタを持ってくるガチマニアがいたのだろう(適当)。




