1 意志について
※1話を読んでからお読みください。
【意志】=使徒/賢者/常人/愚者/狂妄
キャラクターの生きざまを表すパラメータ。プレイヤーが選択した意志の種類により、就ける職業の種類や受けられるクエストが変わる。ステータス傾向も大きく変わるため、あえて最適でないビルドを作ることもできる。
■【使徒の意志】
アイコンは「縛られながらも祈る手と、そこに浮かぶ天冠」。
独自システム「光輝の薄衣」により、超強力なステータス補正を誇る。その代わりに強制クエストが多発し、クリア数が一定ラインを下回るとステータス補正が弱まっていく。キャラクリエイトの制約は「金属の拘束具を身につけること」。
【神意の威光となりて照らす】
敵対者の意志が【使徒】から離れるほど、すべてのステータスを下げる。なお、ほかの意志がもたらす効果と重複すると真っ先に上書きされる。
【叛逆の矛持つべからず、ただ首を垂れるべし】
神霊カテゴリの敵に出会うと、一時的に全ステータスが大ダウンし、すべてのデバフに抵抗できなくなる。
■【賢者の意志】
アイコンは「書を携える腕」。
スキル・特技の効果が上昇し、装備補正が強化される。【愚者】以下の意志を持つものと会話するとき、「明知の障壁」によって好感度上昇に抑制がかかる。キャラクリエイトの制約は「露出部位の刺青」。
【智者の建塔】
モンスターの情報に「解析度」が加わり、解析度の上昇に伴って与えるダメージやドロップアイテムの品質が向上していく。上限あり。
【万物に礎あり】
賢識のうち一定の割合がすべてのステータスに加算される。
■【常人の意志】
アイコンは「居並ぶ無数の人々」。
バランスよくステータスが伸び、特別な使命や奇怪な呪怨に縛られず生きられる。キャラクリエイトの制約は「宝石のアクセサリーを身につけること」。
【最大多数の最大幸福】
パーティー内・所属コミュニティー内に【常人】が多いほど、ステータス補正がわずかずつ上がり、敵対者のうち【常人】以外の意志を持つもののすべてのステータス補正が下がる。
【木の葉を数えるものもなし】
パーティー内に複数の意志を持つキャラクターがいる場合、【常人】のヘイト値がもっとも低くなる。複数人いる場合も、人数の中で最低にもっとも近くなる。
■【愚者の意志】
アイコンは「金貨を噛む仮面」。
金銭の出入りが激しくなり、NPCからの基礎信頼度が低くなる代わりに、魅惑値が大きく上がる。敏捷・器用に補正がかかるが、それ以外にはマイナス補正。意志スキルとして【ひどい手癖】が追加されるため、金銭面でものすごく不利になりやすい。キャラクリエイトの制約は「体のどこかに仮面をつけること」。
【ひどい手癖】
価値のあるアイテムを、同じレアリティの消費アイテムに変化させられる。とくに価値の高いアイテムが優先されるため、下手しなくても大損。
【愚かな賭け】
敵対者すべてが強くなる代わり、獲得できる金銭・アイテムが質・量ともに大幅に増加する。パーティー全体に作用するため、愚者を仲間にする主な理由はこれ。
■【狂妄の意志】
アイコンは「炎を背に立つ、被り物をした怪人物」。
すべてのステータスが異常増大する代わり、街に入ることができない。通常NPCからの信頼度が完全にゼロになり、ほぼすべてのクエストが受注できなくなる。独自システムとして、「虚空の芽」を摘み取るクエスト中、あるいはそれに関係する「枝打ち」のNPCは会話・共存ができるようになる。キャラクリエイトの制約は「露出部位に亀裂を刻むこと」。
【天に瞳の浮かぶ夜】
つねに「狂おしい妄執」状態に陥り、ほぼすべての意志を持つものと会話不可能になる。プレイヤーキャラでも【愚者】以外と会話するときにはノイズが加わり、聞き取り不能になる。
【骸を床に、血を灯火に】
通常は直接使用できないアイテムを使って、回復やアイテムの補修を行うことができる。




