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十人十色の昼下がり  作者: 昼に詩う者たち
『ある日の昼 ふとこぼれた○○』から始まる詩
28/42

秋野 木星さま

ある日の昼 ふとこぼれた鼻血


ポタポタと広がる 真っ赤な戸惑い


首筋を叩く かたい祖父の手


冷蔵庫に走る 妹の足音


ちり紙を持つ 母の温かい手



上を向いて 喉の奥に入って行く血の塊を飲み込みながら


雑巾を持って来た 父親の頭を目の端に止める


ずいぶん白髪が増えたなぁ


祖母が氷に巻いてくれたタオルを 眉間に押し当て


凍り付く顔面に 安堵の途息を吐く



昼下がりの突然の主役に 演じることも忘れて飛び出した言葉


ありがとう 助かったよ


家族の安心を浮かべた笑顔が ささくれていた心をやわらかく抱きとめてくれた

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