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たまさま
ある日の昼 ふとこぼれた光の道
海原に射し込める幾つもの天使の梯子を
カモメたちが楽しげに駆け上っていく
雲の切れ間から射し込む青空が
僕の瞳に眩しく映る
君たちは良いね
その翼は自前だろ
僕の翼なんて鑞で固めた羽だから
いつ溶けてバラバラになるか分からない
不安な気持ちを残しながら僕は窓辺で立ち上がり
微かに漂ってくる潮の香りを思い切り吸い込みながら
覚悟を決める
さあ、旅立とう
この迷宮を飛び越えて
新しい未来に向かって
君たちの見ている景色を見るために
僕は一歩を踏み出した




