第204話 ちょっとやめてください
「誠様はもっとご自分に正直になった方がよろしいですよ。こうして、……あの時より大きい……素敵です、誠様」
パンツまで脱がされてむき出しになった誠のアレを見てリンはうっとりした顔をするとすぐに誠にまたがろうとした。
「止めてください!これじゃあ犯罪ですよ!こう言うのは双方の合意があって!」
誠はそう言いながらも抵抗せずにリンに身を任せいた。
「では、誠様のものをいただきますね」
リンはそう言って腰を落とそうとした。
そんなリンの身体が急に宙に浮いた。
「おい、リン。テメエ何してる?かえでを売るのは良い。でもアタシ等にも抜け駆けか?良い度胸してるな。さっきから聞いてれば自分だけがまともで他は壊れた人間だとか抜かしやがって。まともな女はこんなことしねえんだ」
リンを抱え上げたのはかなめだった。その表情は殺意に満ち、リンを鋭い目つきでにらみつけていた。
「ああ、西園寺公。ごきげんよう。まあ、これは二回目ですから。もうすでに……ほら」
リンはそう言って股を開いた。股間には白い液体が流れているのが誠からも見て取れた。
「神前!オメエコイツとやったな!オメエは叔父貴か!見境ねえんだな!」
かなめはリンを投げ飛ばすと今度は誠にせまってきた。
「かなめちゃん何リンちゃんの術中に嵌ってるのよ。リンちゃんのアレはどうせ培養した誠ちゃんのあれでしょ?どうせかなめちゃんのサイボーグの敏感なセンサーで自分の行動がバレるんじゃないかと思って最初から入れてきてたのよ。それに今日のリンちゃんの様子がおかしかったから私もこうしてみてきてみれば……誠ちゃん危ないところだったわね」
かなめの後ろにはアメリアの姿があった。その後ろにはカウラとかえでの姿もある。
「リン。僕がプラトニックになったからと言って僕と誠君が結ばれないわけが無いじゃないか。そうすれば君も誠君を味わえることになる。それまで待てなかったのかな?」
かなめに投げられて打った後頭部をさすっているリンにかえでは優しくそうささやきかけた。
「やはり、日野の関係者は危険だな。常にマークしておく必要がある。この部屋にも日野や渡辺、そして日野の使用人達が触れたら高圧電流が走るような仕組みを導入するようにクバルカ中佐に上申しておこう」
冷静にカウラはそう言って見せた。
「ここは僕の部屋なんですけど……僕の意志は完全無視ですか?」
誠は自分はモテているがそのモテている相手の女性は全て性格に著しい問題を抱えた『人格破綻者』ばかりである。その事実を改めて確認したことで誠は『女難の相』というものは明らかに存在するに違いないし、その相に自分が当てはまるのだろうと確信した。




