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許しませんよ (会社の後輩 と 先輩)

同じ設定の小ネタが三つになったので、まとめました。

大好きな映画のグッズをデスクに置いていたら、それを見た後輩が「俺もその映画好きです」と言うので盛り上がり、一緒に映画へ行くことになった。

その当日、待ち合わせの駅前でカップルが言い争うのを見た。


「どうやら、彼女が浮気をしたみたいですね。それは彼、怒りますよ」

「まあ、浮気はいかんよねー」

「はい。浮気は、許しません」


軽い気持ちの言葉に思いがけず静かな返答があり、少し驚く。

この後輩と付き合う彼女は大変かもなと、このときはのんきに思っていた。




********************


映画の趣味が合う会社の後輩に告白され、付き合うようになってしばらく。


「先輩。俺、浮気は許さないって言いませんでした?」

「え、同期と食事に行っただけですが」

「俺というものがありながら他の男性と出かけるのは、立派な浮気です」

「ええー。それはちょっと厳しすぎない? キスしたわけでもあるまいし」

「キス! それは結婚する男女のみに許された行為ですよ」

「でも私たち、キスしてるよね?」

「俺たちは結婚するからいいんです」

「初耳ですけど」




********************


恋人である後輩と、自販機前のベンチでコーヒー片手に小休憩していたところへ。ちょうどエレベーターを降りた専務が、こちらに気づいて柔和な笑みで寄って来た。


「やあ、お疲れ様。あ、仕事の話じゃないから。立たなくていいよ」


専務は気さくな人柄で、平社員にもこうして気軽に話しかけてくれる。

このときも単なる雑談だとしか思っていなかったが、次の言葉に目が点になった。


「聞いたよ。ふたりは結婚するんだってね、おめでとう。もう子どもの予定はあるのかい?」

「専務、それセクハラですよ」


後輩は冷たく返していたが、ツッコミどころはそこではない。


「いや~、かわいい甥っ子が結婚するっていうから嬉しくて、つい。あ、仲人は私に任せなさい」

「それはお願いします、おじさん」


甥っ子ってなんだ、おじさんってなんだ。

後輩が専務の親戚だったなんて聞いていない。



なんで会社の重役が平社員の結婚予定なんか知ってるの?まだ内輪で話している段階なのに??って不思議に思えば、親戚だったっていう。先輩びっくり。

後輩はどんどん話を進めていく。もちろん悪気はなくて、ただ先輩が好きだから猛進しちゃっているだけです(^^)

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