表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
69/86

先輩だもの (会社の先輩 と 新婚さんな後輩)

新婚さんな後輩に声をかけたばかりに、痴話げんか(?)に巻き込まれそうな先輩の話。

金曜の終業間際。

今週も頑張ったなあと首を回せば、隣席の後輩が浮かない顔で帰り支度をしているのが目に入った。後輩はこの春に結婚したばかりで、何をやっても楽しい時期のはず。

少し気になって声をかけると、暗い声が返ってきた。


「先輩……。あの、俺、週明けに出張入ってて」

「ああ。鹿児島の方に二泊三日だっけ」

「それを妻に伝えたら、なんとなく嬉しそうな顔されました」

「気のせいじゃない? もしくは、お土産が楽しみとか」

「あと、昨日も。妻が風呂上りに鼻歌で、亭主元気で留守がいい~って楽しそうにハミングしてて」

「いや、それは無意識ってやつじゃ?」

「…………無意識ってことは、本音が出たってことじゃないですか!? 俺、俺、留守にしたら喜ばれるほど邪魔くさいんでしょうか!? 新婚だからって、調子に乗ってベタベタしすぎたんでしょうか!? 行って来ますのチューとか、憧れだったんですけど駄目でした!? 先輩、俺、出張から帰ったら家に居場所あるんでしょうか!? ねえ、先輩……!!」


うっかり声をかけたばかりに、なんだか面倒くさいことを聞いてしまった。新婚の問題なんて、関わってもいいことなどないのは分かりきっている。

それでも自分は先輩なので、飲みに行くかと、かわいい後輩の肩を叩いてやった。



たぶん、誤解からの痴話げんか未満。犬も食わないやつだと思います。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ