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もうちょっと待って (待ち伏せしていた彼 と 追い詰められる彼女)

終業後。エレベーターを避けて階段へ向かえば、踊り場に同僚が立っていた。


「よう、お疲れ。もう帰るのか?」

「う、うん。疲れたから、定時上がり」

「疲れてるのに、わざわざ階段?」

「ダ、ダイエットしようかな、とか、」


壁に寄りかかる同僚は、いつもの気さくな笑顔を浮かべている。

なのに威圧的に感じるのは、こちらに後ろめたい気持ちがあるからか。


「……なんか今日、忙しそうだったな」

「あー、そうだったかな。まあ月末だしね。いろいろ立て込んでてさ」

「俺と話す暇も無さそうだったし?」

「そっ、そうだった? ごめんね、気づかなかったかも」

「ふうん」


不穏な様子で目を細めた同僚が、軽い身のこなしで壁から背を離した。


「じゃあ俺、避けられてたわけじゃない?」

「っ、ま、まさか!」

「そっか…………」


頷き、ゆっくりとこちらへ歩いてくる同僚。その一歩一歩が、どんどんこちらの逃げ道を塞いでいくようで。

すぐにも逃げなければと思うのに、どうしてか同僚から目が逸らせず、体も動かない。


どうしようと焦っているうちにもう目の前に立っていた同僚が、腰を屈めて顔を近づけてきた。

吐息を感じそうなほどに近い。


「なあ。俺、まだ昨日の返事もらってないけど。――好きだって、言ったよな?」



仲の良い同僚に突然告白されて、返事をせずに逃げた彼女。

翌日もわざと仕事を詰め込んで話す隙を作らないように頑張ったけれど、やっぱり最後は捕まっちゃった(^^)

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