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どちらも初めての恋だった (高校で告白した彼 と 中学で告白した彼女)

10月30日が「初恋の日」だったので(^^)

「よう、久しぶり」


大学近くのカフェ。にこにこと近づいてきた彼は、大学付属の中学高校の同級生だった。今も通っている大学は同じだが、学部が違うので会うのは高校の卒業以来だ。


「お、あれ見ろよ。懐かしいな、高校生だ」


言われて外へ視線を向ければ、半年前までおなじみだった制服を着た学生がふたり。手を繋いで笑い合っている。


「ふふ、初々しいカップルだねえ」

「……いいなあ。俺の告白が成功してたら、俺たちもあんな風になってたのかもな」

「さあね。だいたい、まず中学のときに私の告白を断ったの、あなたでしょ」


そう。中学時代に彼に告白したことがある。

あっさり振られた、初恋の苦い思い出。

だがその後、なぜか高校に入って今度は彼に告白されたのだ。断ったが。


「あー……、中学のときはほら、まだガキだったから。恋愛とか分からなかったっていうかさ。でもお前、その後あっさり他のやつと付き合うとかひどくないか?」

「すぐに他に乗り換えたみたいに言わないでよ。あのときに付き合ってたひととは、高校からですー」

「なんでよりによって、俺が告白したときに付き合ってんだよ」

「あなたのタイミングが悪いんでしょ」

「だってさあ、なんか、お前のこと可愛いなと思っちゃったんだから、仕方ないだろ。…………あれ、俺の初恋だったんだぞ」


拗ねたように言う彼の顔を、まじまじと見つめてしまった。


つまり、彼女にとっての初恋は彼で。彼にとっての初恋は彼女で。

知らなかったけれど、お互いに初恋でした。でもタイミングが合わなかった。


ちなみに、現在はどちらもフリー。

このあと、彼が頑張って付き合うようになるのかもしれません。

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