表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
44/86

悩める青年 (真面目な騎士科二年 と 男装した魔術師科一年)

予備学校騎士科の二年に進級し、ひとりの魔術師科新入生と知り合った。

やけに馬が合って、後輩ながら親友と呼べるまでの仲になった。

学科が違うため常にというわけにはいかないが、空き時間や合同授業でしばしば共に過ごしている。


「あ。先輩、お昼ですか? 僕も一緒にいいですか?」


食堂でにこにこと嬉しそうに寄って来て隣へ座る後輩を、じっと見つめてみた。

親しい同性の友人……であるはずなのに、どうも最近、この後輩を見ていると妙な感情がわき上がることがある。


「こうして並んでみると、小さいな、お前」


そうだ、この後輩は男のわりには小ぢんまりとした体型なのだ。そのせいか。なんだか守ってやりたくなるのは。


「はあ? いきなり失礼ですね。先輩たち騎士科のみなさんが大柄なんですよ」

「そうか。まあ、そうかもしれないな」

「あ、それよりも先輩。忘れていませんよね? 明日、市に連れて行ってくれるという約束でしたよ」

「ああ。もちろん覚えている」

「……ふふっ。楽しみだな」


後輩の浮かべた柔らかい笑みが目に入った。

と同時に、だんっ、と拳を振り下ろす。


「え、あの、先輩? ものすごい音がしましたけど。大丈夫ですか?」

「…………………………ああ、問題ない」


断じて、自分に男色の趣味はない。

では、笑みを浮かべた後輩に触れてみたいと思うのは、どういうわけなのだろうか。


先輩は、後輩が男だと信じています。同性の友人にときめいちゃってる自分に焦って、あれこれ悩み中。(騎士科で男カップルを見たことがあるので、そういう知識はぼんやりある。)

後輩は自分の男装は完璧だと思っている。無邪気に先輩を慕っています。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ