恋人が素敵すぎて辛い (年上パン屋店員 と パン屋店員が大好きな魔術師)
Twitterお題から。
「鳥飼泰さんはイケメンが食堂で触れるハピエン小説を書いてください。」
#誰がどこでハピエン
https://shindanmaker.com/667401
ソール 年上のパン屋店員。ミネルの恋人。ミネルが大好き。
ミネル 王宮魔術師。ソールが大好き。
恋人のソールに誘われてやって来た食堂。
ソールは美味しいお店に詳しいので、今日もミネルはとても楽しみにしていた。
「わあ、大きなサンドイッチですね!」
「中の具材もだけど、挟んであるパンが美味しいからさ。おすすめ」
ソールが注文してくれたのは、二段重ねの分厚いサンドイッチ。
こういった食べ応えのあるものも、ミネルは大好きだ。
「好きなひとの好みは把握してるからね」
ソールがふふふと笑うのに、以前に分厚いサンドイッチをぱくりとしたところを見られたことがあったなとミネルは思い出す。
「ソールさん、……あれは忘れてください」
「いやですー」
「………………」
「ふふっ。そんな顔しても駄目だよ。あれくらい、別に恥ずかしがることないのに」
あれは恋人に見せたい姿ではなかったのにと不満を込めて口を尖らせれば、ソールはくすくすと笑いながら頬をつついてくる。
「俺は、こうして一緒に美味しく食べてくれるミネルが好きだからね。幸せそうに食べているところを見るのは嬉しいよ」
頬をつついていた指先が今度は包みこむように触れてきて、優しく撫でられた。
こちらへ向けられる瞳は、甘い。
「……っ、ソールさんが素敵すぎて辛い!」
「ええー?」
あははと笑うソールを前に、頬に当てられた手をぎゅうっと握りしめ、ミネルはそれ以上叫ぶのをなんとか堪えた。
このあと、ミネルは美味しくサンドイッチを食べました。
ソールは自分も食べつつ、それをにこにこ見ていました。
こちらのふたりは、連載「噴水広場のパン屋にて」からでした。
https://book1.adouzi.eu.org/n4007gj/




