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この商品には執事がつきます (指輪に閉じ込められている執事 と 指輪を買った主)

Twitterお題から。

「鳥飼泰さんは指輪を主人公に身につけさせてハピエン小説を書いてください。」

#身につけてハピエン

https://shindanmaker.com/799048

指輪を買ったら、執事がついてきた。

やんちゃが過ぎて指輪に閉じ込められてしまったと言う。精霊か何かだろうか。


「千人の主を一年間満足させることで、私は解放されます。あなたがちょうど千人目。どうぞ存分に私をお使いください」


使ってみると、執事は思いがけず有能だった。

朝は優しく起こされ、食事も準備されているし、いつの間にか部屋も片づいている。

うっかり手放せなくなりそうだった。



そろそろ一年というころ、執事が言った。


「よければ、今後もその指輪は持っていてもらえませんか? 私はあなたが気に入りましたので」


最後の主の記念にということだろうか。そんな話をすると別れが近いことが明確に感じられて、少しだけ胸が痛んだ。

だがそれには気づかない振りで、いいよと頷く。


「ありがとうございます。これで、……」


最後の呟きはよく聞こえなかったが、執事は目を細めて指輪を撫でていった。



そして四季が一周した、その日。


「今日で一年。……これでお別れだね。今までありがとう、楽しかったよ」


記念の指輪は残るのだし、執事のことはいい思い出にしようと笑って告げたのだが。


「おや、これは異なことを。確かに古い繋がりは切れましたが、新しい契約を結びましたので、私は指輪から離れませんよ」

「は?」

「今後も指輪を持つとあなたは言ってくださったのだから、終生ご一緒できますね」


人外らしい笑顔で、執事が笑った。


執事の問いに「いいよ」と答えた時点で、もう持ち主は逃げられません(^^)

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