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その方が好ましい (騎士 と 侍女)

Twitterお題から。

「鳥飼泰さんは騎士服、三つ折りソックスを主人公たちに身につけさせてハピエン小説を書いてください。」

#身につけてハピエン2

https://shindanmaker.com/799050

回廊でたまに出会う侍女。

好意を持たれているらしく、向こうから話しかけられてからは、軽く雑談する関係になった。

騎士自身もそうだが、侍女という仕事は身だしなみに厳しいようで乱れた姿は見たことがない。

きれいに三つに折られた白い靴下と長いスカートの間、少しだけのぞく足首はとても細く。うかつに触れたら折れそうだなと、あまり親しくなるつもりはなかった。



だが、ある日。


「あ、騎士様!」


出会い頭に叫んだ侍女はどこからかハエ叩きのようなものを取り出すと、目にもとまらぬ早技で壁を打ちつけた。


「ふふっ。虫が止まっていました」

「侍女殿、それは…………」

「ああ、これですか? 友人の魔術師様に作っていただいたのです。どんな虫でもイチコロで、大変重宝しています」


にこにこと嬉しそうに笑う侍女。

騎士が壁を見れば、哀れな害虫はすでに灰となり、跡形もなくさらさらと風に飛ばされていた。どうやら火の魔術が仕込まれているらしい。


「………………ふっ、くくっ」


か弱いと思っていた侍女の意外なたくましさに、なぜだか笑いがこみ上げてくる。


「侍女殿、あなたは私が思っているよりも、ずっとたくましいようですね」

「えっ! ……はしたなかったでしょうか」

「いえ、私はその方が好ましいと思います」

「好ましい…………」


頬を染める侍女に。

触れても折れないと分かったので、騎士はそっと手を伸ばした。


この後は、騎士が攻めていくんだと思います。

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