表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Sランクギルドを追放された魔導士、田舎でスローライフもくろむ・・・が?!  作者: 士口 十介
暴走ダンジョンを攻略せよ

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

51/186

魔導士はFカートの厄介事を知る

野営地へたどり着いたドレッド達は乗ってきた馬車の扉を開いた。


「よし、罪人どもをこいつに載せるぞ。」


よく見ると馬車の扉は内側に取手が無い。

馬車の中は薄暗く何もなくまるで牢獄の様だった。


「中身、無い?」

馬車の中を覗いていたルリエルがドレッドに尋ねた。


「ああ、この馬車は囮だ。本物は今頃到着しているはずだ。」

大金を輸送するにあたって安全に運ぶのと同時に盗賊を退治する計画だったと言った。

その為にそれらしい連中に情報を流していたのだそうだ。


「で、こいつは護送車に早変わり・・・と。」

オライオンが偽装を解くと馬車は窓に鉄格子のはまった護送車に変わった。


「よし、盗賊たちを順番に放り込んでくれ。」

ヤマトとヴァンガードが盗賊たちを順番に放り込んで行く。

数珠つなぎに引っ張り回された盗賊たちは疲れたのか抵抗するそぶりは見られなかった。


盗賊を護送車に詰込み終わるとドレッドはカイに

「あと、保護した人たちはこちらの馬車に。」

と指示を出した。


「いや、町に戻るのならFカートのままでも・・・」


「彼女らはリモーデへは行かない。心の傷が大きすぎる。」


「・・・そうか、大修道院か・・・。」


「ああ、おそらくそこで暮らすことになるだろう。

町へ行くにしても村に帰るにしても今のままでは・・・」


「では、このままFカートで大修道院へ・・・」


「それもだめだ。カイ殿。

あなたはそのカートの重要性を理解されていない。」


ドレッドはカイの方へ体を向けるとゆっくりと話し始めた


「今は扱うのに呪文を使う能力がいるのでしょう。

だがそれも解決する手段をお考えだ。」


「このFカートは御者台を入れると最大何人まで乗りますか?」


「・・・十人ぐらいでしょうか?」


「では、このFカートを大型化した場合は?」


「・・・精霊石の消費を考えないのであれば、50人ぐらいでしょうか。」


「私は元王国騎士団長だから判る。

“徒歩だけでなく馬車よりも早く、人を大量に運べる。”

これだけで戦場で優位に立てる。」


「このFカートは間違いなく王国以外に売ることは禁止されるだろう。

場合によれば、開発そのものが王国に徴発される。」


ドレッドの話は新たな厄介事を予想される物であった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ