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あとがき

あとがきのページを開いてくださりありがとうございます!





愛に狂う〜My time is spinning around〜を読んでくださっている読者様、沢山の感想・評価・ブックマーク誠に有難うございます。全てに転げ回りながら狂喜乱舞している次第です。誤字等の報告も大変感謝しております。レビューを書いてくださった方も本当に涙がちょちょぎれる程嬉しいです。


メンタルが豆腐な為、読者様の全てがこの異質な作品を執筆する力になっています。





この作品はタイトル通り、どこまでも狂っているので不快に思った方もいると思います。異質な主人公にも賛否両論があると思います。しかしながら、この作品は狂気の中に、問いかけのような意味をもっています。特に、主人公視点はその意味合いが強いです。


愛とは目に見えず形のないものです。優しくて、綺麗なものばかりじゃない。もしかしたら、身勝手で、傲慢で、押し付けがましく、理不尽で、汚いものかもしれません。


愛とは何か。


なので、このような作品を書きました。



ざまあ等を期待していた読者様には申し訳ありません。ですが、これは主人公の憎しみや復讐という物語ではありません。


父親、継母、幼馴染。この人物達の結末は賛否両論あると思います。これは主人公の復讐ではなかったので、この様な結末になりました。主人公が何かをしたわけではなく、自らが招いた結果なのです。


復讐じゃないとしても、もっと苦しませて作者自身がスッキリとする様な結末にする事が出来ます。ですがそれは作者の気持ちであって、登場人物の気持ちでないのです。いやはや……感情移入のし過ぎですね(汗)





それと、気づいていらっしゃる読者様も多いと思いますが……ここまでの連作短編の一つ一つの文字数が少ないという点です。


これには理由が二つあります。

この連作短編は描写を少なくする事で、私が一から十まで全て決めつけるのではなく、読者様の想像を掻き立てたいという思いがありました。少ない描写や台詞を『文字の通りに受け取る』のではなく、そこに見え隠れしているものを読者様自身で考え、想像してもらえたらと思っていました。



そして、もう一つの理由ですが、全てナディアという人物のプロローグでしかないからです(白目)



ナディアが紡ぐ物語の序章の物語。(白目)



ですが、ナディアが紡ぐ物語を執筆するかは決めかねています。もしも執筆するとしたら、連作短編のような少ない描写ではなく、ナディア視点で心理や状況、行動を今よりもっと深く描写し、色々なものをのぞき込む事になります。何を思い、何を考えているのか。


愛、狂気、理性、問いかけ。

そしてナディアの本質、公爵や異母妹、語られなかった周囲との関係……。



まだ決めかねている状態なので、一旦完結という形を取らせていただきます。


よろしければ、感想・意見を聞かせてもらえると嬉しいです。



あとがきに付き合ってくださり誠にありがとうございました。





読んでくださり、ありがとうございます!

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