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ヴィーザル王国物語  作者: 沙羅咲
登場人物
102/170

登場人物一覧  アレス陣営

登場人物の一覧です。まとめてみたら、思いのほか時間がかかりました…。

アレス・ラツィエル・ヴィーザル

ヴィーザル王国の王子。栗色の髪。茶色の目。名君との誉れが高かったネレウス王の孫。グリトニル王の息子。

「一角獣の旗」では10歳だったが、話が進むごとに年齢を重ねて、「精霊の剣」では14歳。

何に対しても素直に反応し、好奇心は旺盛。少しばかり説明が下手。負けず嫌いな面もある。

周りの大人に影響されて、どんな王様になるのやら。



エフライム・バース(ラフドラス伯爵)

「一角獣の旗」では20歳、「精霊の剣」では24歳。薄い金色の髪と緑の瞳を持つ。情報通。催眠術の使い手。

人なつっこい雰囲気、品がある顔、やさしいしゃべり口で情報や物品を集めていく。内乱中はチーム内の調達係だった。ルツアにほのかな恋心をいただいていた。

抜群の記憶力を持ち、カードについてはかなり強い。剣に関しては無駄な動きをしない。

「一角獣の旗」では元近衛の小隊長だったが、最終的に近衛隊長を拝命した。

農家の三男の出と自称していて、周りにも過去を隠しているが、本人が思うよりも色々ダダ漏れである。



ラオ・メイクレウス(クレテリス侯爵)

銀髪にアイスブルーの瞳。ハウトの幼馴染で、フェリシアの兄。無口で人見知りが激しい。表現が下手なせいで誤解を招くことが多い。ハウトとフェリシアには弱く、口ではいろいろ言いながらも、見捨てることができない。「一角獣の旗」のときには25歳。ヴァージ(森)のマギ(魔術師)とも呼ばれる。薬草と香に詳しい。

矢が空中で跳ね返された、雨を降らせた、手を触れずに物が動く…など、逸話には事欠かない。実際には、予知能力と強力な念動力も持つ。読心術はできるわけではないが、人の気配には敏感。何でもできるくせに、人の名前を覚えるのは非常に不得意。

「俺は万能じゃないぞ」と言いつつも、色々なことができてしまうので仲間うちの便利屋。アレスと出会ってからは、アレスに影のように付き従って、その身を守っている。



バルドル・ブレイザレク卿(イリジア公爵)

元アレスの養育係。レグラスの反乱が起こる前に退職して隠居状態だった。

白髪と白いひげ。灰色の瞳。生き字引ともいえ、アレスに政治学や帝王学を教える。

ネレウス王の右腕と呼ばれ、グリトニル王にも(ちょっとだけ)仕え、現在はアレスに仕えている名物じいさん。頑固もので、意外に熱くなりやすい。

「一角獣の旗」では63歳「精霊の剣」では67歳。現代だと「まだまだ若い」とか「おじいさんじゃない」とか色々考えそうだが、この世界ではおじいさんとして認められている。




ハウト・メイクレウス(「一角獣の旗」)

黒髪・黒い瞳。遠見のフェリシアの恋人(のちに夫)であり、ラオとも幼馴染(ラオの両親に育てられる)。低い穏やかな声で喋る。女子供には、ダメなくらい弱い(特にフェリシア)。

傭兵。エフライムの情報通を利用して、個人的に軍事利用していた。エフライムの客だった。賭け事に関してはなぜか運がよくかなり強いが、エフライムとは実力を二分してしまう。もともと2人はカード仲間。

槍の達人でもあり、戦場では「長腕のハウト」と呼ばれていた。レティザルトの戦いの勇者。「一角獣の旗」では、23歳。戦略立案を主に担当していた。フェリシアと二人、旅に出たが、そのうちにどこかで会うかも。



フェリシア・メイクレウス(「一角獣の旗」)

遠見(千里眼)。遠い土地を見ることができ、未来も垣間見えることがある。

濃い金髪の柔らかな巻き毛、紫の瞳。ハウトの恋人(のちに妻)。ラオの妹であり、「一角獣の旗」では18歳。兄やハウトに大事にされて育ってきた(また影ではグリトニルにも大事にされていた)ために、世間知らず。

アレスの祖父の代より前は、遠見を含めてマギは迫害されてきたが、アレスの祖父の代以降、政治の場で重用されるようになる。

その最初の遠見がフェリシアの父フォルセティ(故人)であった。

ハウトのためには何でもやろうとする健気な面もある。



ルツア・グルベンキアン(「一角獣の旗」)

アレスの乳母。元近衛隊長ギルニデムの妻。

ブロンズ色の髪。茶色の瞳。戦いの神フレイヤの異名を持ち、剣術の達人。

当然馬も乗りこなす。すべてギルニデムゆずり。

それもあって乳母役をこなしていた。「一角獣の旗」では27歳ぐらいだった。


2017.3.26 登場人物の年齢が間違っていたので修正しました。

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