7章登場人物&用語まとめ
【新規登場人物】
カズサ・トゥルム・ササクラ(82歳)
六十年前に塔を通って日本から転移して来た聖女。黒髪黒目の聖属性のヒト種。好物はコンビニのツナサンド。若かりし頃は大人しくて自己主張が苦手だったが、歳を経るごとに逞しくなっていった。未来のサーラの姿かもしれない。ミドルネームのトゥルムは塔の聖女を指す言葉。
ルミナス・セプテンバー(76歳)
魔法紋の創始者にして、ハイノのおじいちゃん。プラチナブロンドに緑目のヒト種。木属性と風属性と光属性。若かりし頃は見事な金髪だった。とてもせっかち。
ノア・ササクラ(82歳)
作中、一言も話さなかったカズサの夫。燃えるような赤毛にオレンジ色の瞳のヒト種。火属性。アーデルベルト家出身の聖騎士で、カズサに婿入りした。昔の名前はノア・オービス・フォン・アーデルベルト。
ヴァイスハイト・クヴェレ・フォン・ルクセン(33歳)
ルクセン帝国の皇帝。黒髪黒目のヒト種。無属性。レーゲンの双子の兄。弟と違って厳格で、あまり笑わない。大抵のことには動じない強さを持ち合わせている。妻と弟を心から愛している。
エイミール・ラクラ・フォン・ブリュンヒルデ(221歳)
ブリュンヒルデ家次期当主にして魔法学会会長。金髪緑目のエルフ。木属性。エイシアの双子の弟。当主のハウエルが不在のため、渋々会合にやってきた。自分の興味のないことには無関心。シエルのことは、それなりに思っている。
ギデイン・ターク・フォン・アーデルベルト(54歳)
アーデルベルト家現当主。燃えるような赤毛とオレンジ色の瞳を持つヒト種。火属性。非常に腰が低く、物腰柔らかで紳士的。帝国議会の中でも人気は高い。末っ子のアルが可愛くて仕方ない。それ故に、甘やかしてしまったことを悔やんでいる。
【新規用語】
渡りの聖女
塔を通って転移したのではなく、偶然迷い込んだはぐれ聖女。塔の聖女は聖属性の魔力しか持たないが、渡りの聖女は複数属性を持てる。塔と土地を浄化する使命も帯びないので、風の赴くままに自由に生きられる。世界中に残る少し不思議な逸話は、大抵渡りの聖女がやらかしたもの。
聖女の認定証
国から聖女と認められたものに贈られる証明書。認定には皇帝、皇太子(もしくは皇妃)、帝国議会の証人二人、塔の聖女の満場一致が必要。認定は聖別とも呼ばれ、日本語を流暢に話せるか、スマホが光るか、などをチェックされる。
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