仮面の依頼 to sagittarius and virgo
なぜか私たちの名前を知っていたコイハルちゃんにその理由を尋ねる。
「「えーっとね、教えてもらったのっ。君たちを助けるよう頼まれたときにねっ。」」
頼まれた? さっきの助太刀は依頼されたことだったの?
「ああ。この人類二倍世界の原因を突き止めるために町中を調査していたら、変な仮面で目を隠した二人組……いや元は一人だったんだろうが、そんな不審者がオレたちの前に現れて名前とか能力の情報を提供してきた。“目覚めたばかりの双子座のゾディアックが襲われている。この世界の鍵となる二人だから守ってほしい。” ……という依頼と一緒にな。」
片方の杉佐多くんが答えてくれたけど、謎すぎる登場人物が出てきた。
仮面の不審者? 何者? 全く心当たりが無い。
「なんでそんな人が私たちを助けさせたんだろ……私には変装趣味の知り合いとかいないけど、あなたにはいる? 」
どうせいないと思いつつも、一応隣の自分に聞いてみる。友人関係も色々違いそうだし。
「俺にもいない……あっ!! 確か吉井はコスプレものが好きって…… 」スパァン!! 「ぐはぁっ!! なぜ殴る……? 」
もうコイツに“自分“って三人称使うのヤメよ。
「コイツのことはほっといて……仮面の人って他に情報ない? 例えば性別とか。」
私は謎人物について四人に聞いて見る。その依頼仕方からして、この世界に関して何か知っているみたいだ。見つけ出せば解決の糸口になりそうだ。
「「……さぁな。」」
質問に対して杉佐多くんが何故かそんな返しをする。
え? なんで “さぁな“? 答えとしておかしくない?
「「もぉ、チサト!!どうみても女の人だったじゃん!! イジワルしちゃダメでしょっ!! 」」
コイハルちゃんが、変な返しをした彼を可愛く叱りつける。
そういえば、この二人の関係性も大概謎だな。今聞くタイミングじゃないけど。
「「……悪い、ジョークだ。」」
すぐ謝ってくれたけど、本当にジョーク? 全く冗談言うをタイプに見えないんだけど。
「まぁ、今はそんなことはいいだろ。 しかし女か……他になんか気づいたことなかったか? 」
さっきまで蹲っていた変態が質疑に参加する。
「「えーと……あっ!そうだ!! 」」
おっ、コイハルちゃんが何かを思い出してくれたみたいだ。
「「手掛かりになるか分かんないけど、最初に“誰だ?”ってチサトが聞いたら名乗ってくれなかった? 」」
「「そういえば言ってたな。意味があるのかよく分からなかったから伝えてなかったが、確か自称…… 」
うーん、自称の名前かぁ。思い出してくれたのは有難いけど、手がかりにはなりそうにないな。そんな顔隠してるヤツが本名言うとは思えな……
「「……マスクド・ユイガ。」」
「お姉ちゃんじゃん。」
「姉貴じゃねぇか。」




