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双子座の力 geminic twice 中編



 「馬神槍技……駆出っ!! 」 

 「馬神槍技……駆出っ!! 」 

 

 「 掛かって来い!!  ジェミニック・トゥワイスッ!! 」 パンッ

 「掛かってきなさい!! ジェミニック・トゥワイスッ!! 」 パンッ


 ビュン!!

 ビュン!!















 

 グググッ……

 グググッ……


 「て、てめぇ、なんで……? 」

 「て、てめぇ、なんで……? 」


 敵の連撃を避けた僕は自分に向けられた槍を掴み、攻撃を止めていた。

 敵の連撃を避けた私は自分に向けられた槍を掴み、攻撃を止めていた。


 「なんで、駆出の速さに、ついて来れた……? 」

 「なんで、駆出の速さに、ついて来れた……? 」


 自慢の超スピード技に突然対応した僕に対して、右目を見開き驚愕する。

 自慢の超スピード技に突然対応した私に対して、左目を見開き驚愕する。


 「ハハッ……、このグローブ、いろいろ便利みたいでね。」

 「フフッ……、このグローブ、いろいろ出来るみたいなの。」

 ・ 

 ・ 

 ・


 僕の手につけられた不思議グローブの二倍スキル。

 実際にアスファルトの破片を倍増させたことで、その幻想的能力は実証済だが……これは物質が対象であることの証明に過ぎない。

 もしここで物質のみしか増やせないという先入観に囚われ続けてしまっていたら、なす術なくやられていた。

 敵から脚力強化という言葉を聞いていたのがそこから抜け出すヒントになってくれた。


 そう、さっき足に触れて僕が倍増したのは……

 ・

 ・

 ・


 ……私自身ののスピードだ。


  ゲームで言うパラメーターってみたいなやつかな?

 両足を叩いて速さを思い浮かべてみた。


 これも咄嗟の思い付きの賭けだったけど、成功して良かった。足が4本になったらどうしようかと思ったけど……

 しかし本当に目に見えない身体能力まで倍増出来るとはさすが神様の力、さっきから驚かされてばっかりだね。


 でもこれで、元々底上げされた基礎能力をさらに倍増したのだ。今なら、地球上で一番速くて、強い気がする。

 ・

 ・

 ・


 

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