表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
70/188

渡り合う力 even battle Part3



 「よぉし。そろそろ、まともな殺し合いができそうだな。」


 数十メートル先で、また物騒な台詞と共に敵が槍を構え始めた。


 「“殺し合い”かぁ…… 」


 おそらく、ここからは本当に手加減なしってことだろう。


 正直、まだ相手の本気がどれほどのものなのかは予想できないし、実際に私の力がどのくらい上がっているのかも分からない。この謎の強化状態でも敗北してしまう可能性だって十分にある。でも……


 きっと戦える。今の私なら……

 ・ 

 ・

 ・


 負けない気がする。今の僕なら……

 ・

 ・

 ・


 きっと、勝てる。そう思えるだけの力を自分に感じる。

 きっと、勝てる。そう思えるだけの力を自分に感じる。

 ・

 ・

 ・


 「ほぉら、どぉしたっ!? そっちから来いよっ!!!! 」


 敵が槍の先端を向けて挑発してくる。どうやら、先手は僕にくれるらしい。


 早速お言葉に甘えたいところだが、どうする? この力に慣れる必要もあるし、試したいことも多い。

 それに大前提として、この距離を詰める必要もある。

 なら、まずすべきは……


 「よし、行くぞっ!! 」 ダッ!!


 初手を決定した僕は姿勢を低くし、遠くの標的に向かって思いっきり踏み出す。


 ビュンッ!!!!


 「ハッ!! かかって来……うおっ!!? 」

 

 槍使いの返事が終わる前に僕はもう敵の懐に入り込んでいた。

 ・

 ・

 ・


 「うおっ!!? 」


 数十メートルの距離をほんの一瞬で縮めた私に槍使いは驚きの声を漏らす。

 さらにここで……


 「喰らいなさいっ!! 」 ブンッ!!


 敵の顔面に私の繰り出した右アッパーがダイレクトヒット!!

 よって、私の大勝利……となれば良かったのだが、さすが敵も私同様の超人だった。


 「あっぶねぇ……思った以上に速えじゃねぇか。」


 私の拳は直撃寸前で敵の左手に受け止められていた。


 「私もびっくりよ。まさか地面一蹴りでこんなスピードが出るなんてね。 」


 今の自分の脚力から一瞬での移動は予想できていたが、いざ実現すると自分でも驚愕は回避できない。まさか、こんな田舎道でジェットコースター以上の向かい風を感じられるとは……さっきのジャンプといい、ドキドキ満載のセルフ遊園地だな、私の体。


 「でも、いいのかぁ? 初っ端からこんな飛ばして? 」


 私の拳を掴んだまま私に挑発的な心配をしてくる。


 「フフッ、馬鹿には分かんないかもだけど、これは戦術よ。」


 「は……? 」


 私の言葉の意味が理解できずに首を傾げた瞬間、気を取られたのか敵の手の力が若干弱まった。

 そこを見逃さない私は拳を掴む敵の左手を振り解く。そして……

 

 「長物に対しては間合いを詰めろって言うでしょっ!! 」


 私はもう一度、至近距離で拳を繰り出した。

 ・

 ・

 ・



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ