渡り合う力 even battle Part1
「ほぉー、それが星のゾディアックギアか。なかなかの反応速度じゃねぇか。」
また初耳ワードが出て来たが、もう今はいい。また後であの自称神様に説明してもらおう。
そのためにも僕が考えるべきは……
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「ほぉー、それが星のゾディアックギアか。なかなかの反応速度だな。」
なんですか。 また新単語ですか。またあの子に教えてもらうことが増えたちゃったな。
でも、無事謎を解くためにまず私たちがやらなきゃいけないのは……
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ここを無事に突破することだ。
ここを無事に突破することだ。
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「早速その力見せてもらいたいとこだが…… 」
『まずはその手を離してもらうぜぇ!!!!』
「おっら!! 」ガッ!!
突然、僕に槍を掴まれていた敵が蹴りの構えに入る。
槍を持ったまま少し腰を落とし、右脚を軸にして、左脚を上げて……って、あれ? 僕今……
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……あれ?今、私全部見切れてる? 敵の行動がゆっくりに見えてる?
もちろん、この蹴りを避ける必要があるのだから、この攻撃見切れるに越したことはない。
でもあまりにも遅い。まだ敵が本気じゃないからって可能性もあるけど、明らかに遅い。第一ここまで思考を回せる余裕があるのがおかしい。
それに槍を止めた時にもあったこの感覚。敵の手加減というよりは……
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……僕の動体視力だ。敵のスピードが理由じゃない。
だがさっきまでの僕にこんなポテンシャルはなかった。全く本気じゃない槍使いの攻撃でもギリギリ避けるのが精一杯だったのだから当たり前だ。
なのにさっき槍を受け止めれた力や、この動体視力。
これらをもたらした心当たりは、ただ一つしかない。それは……
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……この右手のグローブだ。
さっき神のあの子がこれをつけるだけで私たちの身体能力が跳ね上がると言っていた。
実際目の前に人間離れした敵がいるのだから、別に“ありえないでしょ”と疑っていたわけではない。
だけど同時に“はい、そうなんですね”と簡単に信じられる内容でもなかった。
どんなに努力し続けても簡単には伸びなかった自分の身体能力が、こんな一瞬で跳ね上がるなんて全く想像がつかない。そもそも自分の体に跳ね上がるなんて表現使ったことがない。
でも……
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……でも、きっと今がその証拠なのだ。
僕の力を示す証なのだ。
つまり僕は……
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つまり私は……
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超人となったのだ。
超人となったのだ。




