鹿谷ヤマト target 双凛
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「そんなもんはねぇよ。お前が”ゾディアック”の一人ってだけで十分殺す理由になるんだよ。分かるだろ? 」
「えっ? ぞでぃ、あっく……私のこと??? 」
また意味のわからん言葉を……
”ゾディアック”ってなんだ? フタリたちのことを言ってんのか?
「なに、とぼけてんだ? まぁ、戦えば嫌でも力使うか。さっき俺様を投げ飛ばしてくれたんだ……女だからって遠慮はいらねぇだろ?」
そう言いながら槍使いがとうとう突撃の構えを見せる。
「あら、ありがと。男女平等主義はレディファーストの次に好きよ。」
女のフタリも戦闘の構えをして、全く動じてないようなセリフを吐く……が明らかに強がりだ。少し震えが見える。
「レディファーストが何か分からんがどうでもいいか……じゃあ行くぞ、虎の怒りを買った狐供っ!!!! 」
タンッ!! ビュッ!!!!
「ヤバイ、来たよっ!!!! 」
目の前の敵が色々馬鹿を晒しながら槍も先端を向け、猛スピードで突っ込んできた。
そのターゲットはやはり……女子フタリ。
「おらっ、くらえやぁぁぁ!!!!! 」
「危ないっ!!!!」
ガンッ!!
吹っ飛んだ。
「なにっ!!? 」
……だが女子フタリじゃない。
奴の槍が空へ吹っ飛んだ。
彼女の蹴りあげによって。さらに……
「セイヤァァァ!!!!!! 」
バァン!!
流石、フタリと同じ全国レベル。
武器を蹴り上げた直後、その右足をすぐ地面につけて軸足にした回し蹴り。
「グハァッ……!? 」
しかも敵の首にクリティカルヒット。相手を地面に叩き伏せた。もう感心しかない。
「彼の目的は私!! アユリとオサムくんは逃げてっ!!!! 」
敵の動きを止めた彼女は俺たちに向かって逃走を促した。




