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分岐点への襲撃 from the blue sky

 

 

 「やっと、見つけたぞ……分岐点!!!! 」


 おそらく僕らのことを指すセリフの主は左に流れている変な髪と鋭い目つきのこの男。

 槍と一緒に晴天から降ってくるという特撮チックな登場的に絶対ただモンじゃない。

 夢の中で警告されたのはコイツのことだろうが、こんな朝早くとは……まだ9時だぞ?正直もう少し余裕があると思ってた。

 とにかく危険を感じた僕らは身構える。

 

 「まさか、分岐点が同じ高校の生徒だったとはな。”砲台友暮らし”ってヤツか?」


 ……なんか頭脳は違う意味でヤバそうだな。何されるか分からんからツッコまんが。

 しかしこんな奴うちの高校にいたっけ?


 「「確か3年生だ。みんなも聞いたことはないか?有名人だぞ。」」


 剣道部で先輩とのコミュニティが厚いオサムが軽く素性を教えてくれた。


 「ほう、俺様を知ってるのか? 後輩の間でも有名人とは嬉しいじゃないか。」


 「あの人は鹿谷大和(しかたに やまと)。またの名を……”留年の馬鹿谷”だ。」


 「あ゛ん?」


 ああ、聞いたことはある。確か皆勤登校にもかかわらず、うちの高校で10年ぶりの留年生候補という学校イチのバカ……


 「ハァ? 俺様のどこがバカなんだよ!?」


 いやその一人称とか”灯台下暗し”のあたりとかがもう。


 「俺様は十二支で分かれし神の一部、”馬”神槍 疾駆(ばしん しっく)に選ばれし”鹿”谷大和様だぞ!? 」


 「やっぱ、”馬””鹿”じゃん。」

 「やっぱ、”馬””鹿”じゃん。」

 「「やっぱ、”馬””鹿”じゃん。」」

 「「やっぱ、”馬””鹿”じゃん。」」 


 鹿谷で馬に選ばれるとかもう運命的に馬鹿……ん?”十二支で分かれし神”って言った? なんか似たような話を夢で……いや、でもあれは確か星座だった気が……どういうことだ? えっ、神様二人いるの?


 しかしそんな疑問の中、目の前の敵の怒りは頂点に達したようで


 「最初からそのつもりだったが、とにかくお前ら、殺されたいらしいなぁ…… 」


 俺たちに向かって槍をゆっくりと構え始めた。

 コレはヤバい、マジな殺意を感じる。

 

 「「とにかく、みんな逃げるぞ!!!!!」」


 いち早く危機を察したオサム達のの声を合図に僕ら6人はヤツと反対側へと走り出した……のだが、


 グッシャーーーン!!!!


 さっきと同じ破壊音とともに、さっきと同じ勢いで空から、さっきと同じ槍が道の真ん中に突き刺さり僕ら行き先を塞いだ。


 「俺様達は絶対逃さねぇよ? 分岐点共? 」


 そんなセリフともに全く同じもう一人の槍使いがアスファルトへと着地した。




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